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【西成区】激廃れアーケード街・西天下茶屋商店街の奥地にひっそり佇む老舗「おやつコーナー東浦」が最高すぎる
常日頃から“治安が悪い”だとか“魔境”だとか“スラム”だとかケチョンケチョンに言われ続けて、その事に対して完全に住民も慣れっこになっている街「大阪市西成区」が昭和レトロ(←陳腐な表現)の宝庫であるということはよく知られている。その日暮らしの日雇い労働者が集まるドヤ街・釜ヶ崎もすっかり観光客慣れしてしまい、以前のような怖さが薄れ、むしろ余所者の手垢が付きすぎて、一周回って食傷気味になった感もある。
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しかしそんなドヤ街からも離れたロケーションにある“にしてん”こと「西天下茶屋商店街」は相変わらずの鄙びた下町アーケード街の姿をそのままにしていた。1996年にマナカナこと三倉茉奈・佳奈がデビュー出演したNHK朝ドラ「ふたりっ子」の舞台として知られたが、子役だったマナカナもすっかり三十路半ばを過ぎ、商店街の方はというとシャッター街化が深刻で、いよいよ別の意味でヤバくなってきた。
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