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DEEP案内編集部note

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DEEP案内編集部noteのうちテーマの定まらないもの、その他適当にお届けするコラムや時事ネタ等
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#戦後のドサクサ

【壮絶】香川県丸亀市・丸亀駅前の遊郭跡に佇む「一寸島神社」境内を占拠するバラック群(2011年)

丸亀駅の真ん前に広がる元遊郭の道を突き当たった所に一寸島(いつくしま)神社がある。ここがまた強烈なビジュアルで、一目見た瞬間に開いた口が塞がらなくなる。 なにせ神社の参道がこの状態だ。境内の参道両側にバラック家屋が隙間なくびっちり詰まっているのだ。本来は神聖なはずの神社の境内が、どうしてこうなった?!

¥160

【熊ん子】うどん県の激廃れ盛り場!高松市百間町「華下天満宮」と路地裏飲食街を観察する

四国に来ると思いの外びっくりするのが、中心部の商店街がやたらと栄えていることである(但し徳島は除く)。高松・松山・高知といずれも周辺地域から隔絶された都市圏だけにその場所に人が集まるからなのだろうが、とりわけ目を見張るものがあるのが高松市の中心部に存在する「高松中央商店街」… なんか物凄く場違いなほどに豪華なガラス張りのドームが商店街のど真ん中にブワーッと広がっていて、そこからアーケード商店街が縦横無尽に走っている。足元を見ればシャレオツでセレブなブランドショップが軒を連ね

¥170

【ほぼ廃墟】天国に一番近い飲み屋街・高松市琴電片原町駅前「パラダイス通り」を見てきた(2024年)

所謂“戦後のドサクサ”から続いてきた昭和の飲み屋街というものも、全国の街から急速に姿を消し始めている。建物の老朽化が先か、店主の寿命が先か…そのボーダーラインとなるのが現在の2020年代で、これを過ぎると加速度的に街が変貌していくのではないか、というのがこちらの見方である。限りある時間の中で、どれだけその姿を目に焼き付けて帰れるか、我々のような“裏街歩き”人種のフットワークが試されている。 やってきたのは四国は香川県の県庁所在地、高松市の中心部に位置する一画である。高松には

¥200

【西城秀樹が育った街】かつて広島駅前にあったもの…戦後の闇市時代から生き続けてきた「愛友市場」とその跡地

“遣唐使”ならぬ「検討使」との呼び名も高い現在の日本国首相・岸田文雄の地元(本人の出身地は違うけど政治家用語として)、広島市…またの名を「平和都市ヒロシマ」。“世界で唯一の被曝国家”、“過ちは繰り返しませぬから”、と毎年8月にこの国では重苦しい“贖罪”の言葉が連なる。一億総懺悔、敗戦の傷、人類史上初めて原子爆弾が落とされた街…さて今年は広島が地元の岸田首相の意向が色濃く反映されたせいか、2023年5月に「広島G7サミット」が行われる予定だそうですが… 今を遡って2011年1

¥370

【追悼企画】石原慎太郎が教えてくれた「三国人」という言葉

世間が新型コロナウイルスのオミクロン変異株の猛威に晒され、連日過去最大の感染者数を記録している最中の2022年2月1日、元東京都知事で作家の石原慎太郎が89歳で亡くなったとの訃報が飛び込んできた。 思えばこの人が都知事をやっていたのも10年前までの話だ。その後は猪瀬直樹、舛添要一ときて、今の小池百合子。“悪名は無名に勝る”ではないが、よくよく評される“タカ派政治家の代表格”として“歯に衣着せぬ物言い”で敵も多く作ってきた人である。周囲との協調を重んじて結局何ら思い切った事も

¥220