マガジンのカバー画像

ヒョーゴスラビアへの誘い

14
神戸市周辺地域及び尼崎市以外の「兵庫県」に関わる記事をまとめたマガジンはこちらになります。阪神・播磨・但馬・丹波・淡路、どっからでもかかってこんかい
運営しているクリエイター

2023年10月の記事一覧

【ヅカの霊場】激渋市場と参道商店街、そしてアノ古美術店の今は…宝塚市「清荒神」にお参りしてきた

まだまだ一般庶民にインターネットの環境が無縁だった1990年代に遡ると、地上波テレビ番組がなおも家庭の娯楽の中心にあった時代だった。お茶の間に一家が集いテレビを囲む夜7時から10時までが「ゴールデンタイム」と呼ばれ、その時間帯に流れるテレビ番組の放送内容が翌日の職場や学校などでの話題となる。 1992~1998年まで、日本テレビ系列局でゴールデンタイムに特別枠で計12回放送されていた「たけし・さんま世界超偉人伝説」というシリーズ番組があり、この中のコーナーに関西圏の奇人変人

¥330

【ヅカの裏面史】左翼都市、福祉と人権の街・宝塚市「中山寺」の市営住宅群を訪ねて

大阪から阪急電車・JR線で片道およそ30分、ベッドタウンとしての性質が強い一方で、宝塚歌劇団の街としても知名度も高く、所謂“ヅカファン”や転勤族にはめっぽう住宅地としての人気の高い街「兵庫県宝塚市」。人口は22万人を数え、市内各所に小綺麗な大型分譲マンションが乱立している。“関西住みたい街ランキング”の上位常連である西宮や芦屋と比べるとロケーション的にやや奥まった位置にあるせいか、ランキングは20位圏内をうろうろしている。 そんな宝塚市の市政は2009年以降、前市長の中川智

¥530

【ヅカの闇と狂気】タカラジェンヌ自殺騒動で知る華やかな歌劇の街「宝塚」で味わえる“天国と地獄”

テレビだけが大衆の娯楽だった昭和の時代から随分離れた現代においても、未だ芸能界というものは頑なに庶民の憧れであり続けるようだ。あれだけジャニーズ事務所が叩かれまくっていても熱心なファンというものはついていくわけだし、ファンを取り巻く生活環境もなかなかに香ばしい。 創業者・故ジャニー喜多川に対する性加害告発・報道がきっかけで最終的にジャニーズ事務所は「廃業」の選択肢を取る事になった。事務所発足前の1950年代から創業者の死去まで延々と続いていた、日本を代表してきた芸能事務所の

¥300