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コラム28 ふつうの女の子がすること

先日彼女とデートでちょっとしたレストランに行きました。目の前に鉄板がある、コース料理のお店です。かなり洒落た雰囲気のお店でちょっと薄暗くいかにもデート向けという感じ。

隣に座っていたのは40代くらいの男性と若めの女性。最初はなにも気にしていなかったのですが、だんだんと会話内容からしてふたりがさほど親しくなさそうなこと、かといって仕事関係でもなさそうとわかってきました。
間違いなくパパ活の真っ最中。

男が自分の仕事内容を滔々と語っているのがいやでも聞こえてきて、そのたびにわたしは彼女と目を合わせて苦笑していました。
とはいえ、わたしもライブチャットで女の子にお金を払って喋ったりしているわけでそういう意味じゃわたしも同じ穴の狢なのかもしれない……と思っていたのですが、しばらくすると隣に別の客が。
するとなんと新しく来た客も40代くらいの男と若い女性のペアだったのです。女はブランドものの買い物袋をたくさん抱えており確定でパパ活。
その日はパパ活に挟まれて鉄板焼を食べることになったのでした。

東京は、ほんとうにこの手のパパ活ペアが多い!妙に不釣り合いな印象を与えるペアは、ちょっと値段帯を上げて食事をするとすぐ見つかります。
女の子はどの子もだいたいほんとうにふつうの子なんです。ちょっと化粧がケバ目が多いかなとは思いますが、大学のキャンバスで歩いてそうな子と変わりないんですね。
だから普通の子が、けっこう普通にやってるんだろうなと思うんです

ライブチャットもきっと同じで、普通の女の子が普通にやっているんでしょう。話してきた女の子はみんなふつうの女の子でしたし(そういう子を選んでいるというのもあるだろうが)、会った女の子もほんとうにふつうだった。始めたきっかけも、友達からの紹介という女の子が多く、その手のお小遣い稼ぎというのはかなりカジュアルなことになっているんだろうなと肌感で想像されます。

そのことに関してわたしからなにか言えることはありません。ある意味でその構造に乗っかっている一員であると言えるわけで、その是非をどうこう言える立場にありません。風俗で嬢に説教をするおじさんのようにはなれません。

パパ活に挟まれてのいささか居心地の悪い食事は、その事実をはっきり突きつけられるかのような妙な経験でした。ライブチャットではわたしたちは女の子のみしか見ることがありませんが、男側まで見えてくるとひどくグロテスクに見えてくるんだろうな、きっと。


チャットレディと2人付き合った経験から、
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