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なぜテキサスホールデムポーカーは経営者やビジネスエリートを惹きつけるのか
みなさんはトランプゲームのポーカーをご存じでしょうか。トランプの5枚のカードで役を作り、ワンペアやストレートといった役を揃え、より強い役を揃えた人が勝ちという有名なゲームです。
テキサスホールデムはポーカーの一種ですが、役の揃え方が通常のポーカーと異なります。そしてこの違いが、駆け引きや戦略性をうみ、経営者やビジネスエリートを惹きつけ、知性の深遠へと誘なっているのです。
日本で有名な知能ゲームとして、将棋や囲碁があります。これらのゲームでは、試合中にどのようなアクションが行われ、どのような状態になっているか、すべての情報をお互いが知っている状態で戦います。
このようなゲームを「完全情報ゲーム」と呼びます。
一方で、テキサスホールデムポーカーは「不完全情報ゲーム」です。
相手がどんな手札を持っているか、次にどんなカードが配られるか、お互いわからない状態で戦います。麻雀も同様に不完全情報ゲームですね。
もしマーケティングを完全・不完全情報ゲームに分類するとしたら、どちらに属するでしょうか。
もちろん不完全情報ゲームですよね。ビジネス環境や政治的要因など常に予測できない状況で意思決定をしていかないといけません。
ポーカーとマーケティングは、どちらも不完全な情報を基に意思決定していくという点で非常に似通っています。
ポーカーは不完全な情報しか手元にない中で、少しでも期待値の高い意思決定ができるよう、「ナッシュ均衡」や「ゲーム理論」など、統計学や確率論に基づく論理的で数学的なアプローチを用います。
マーケティングも同様に、不完全な情報しか手元にない中で、PESTLE・SWOT・5Force分析など、論理的なマーケティング理論や戦略を基に意思決定をしていきます。
ポーカーもマーケティングも、理論、知識などの合理的なものと、流れ、時の運などの非合理的なものを考えた上で、いかに正しく意思決定を積み重ねていけるかが、勝利において重要になります。
ちなみに、世界の総資産ランキングトップ10に名を連ねる、マイクロソフト創業者ジェフベゾスも、投資の神様ウォーレンバフェットも、テキサスホールデムポーカー愛好家なのです。
テキサスホールデムポーカーでは、参入するテーブル(市場)の調査、バンクロール(予算)管理、リスクマネジメントなど、ビジネスに非常に近いマーケティングと戦略性があり、経営者やビジネスエリートを惹きつけるのです。
ポーカーで有名な「エクスプロイト戦術」を、マーケティングにおける「ブランディング戦略」に活用することでこんな応用ができるのでは
マーケティングで有名な「SWOT分析」を、ポーカーにおける「プリフロップレンジ」に活用することで戦略の幅が広がるのではないか
そんな妄想たっぷり、かつ、実用的な知性の深遠へとこれからみなさんをご案内します。お楽しみに。