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「こんな体験がしたかった」を叶えてくれる体験型推理ゲーム『DETECTIVE X』を勧めたい!

推理小説やミステリードラマを楽しんでいる時に、自分も探偵として推理をしてみたいと思ったことはないだろうか?
では、推理ゲームや脱出ゲームをやっている時に謎解きは面白いけれどストーリーはイマイチだなと感じたことはないだろうか?

ストーリーと謎解き、その両面がハイクオリティな作品は驚くほど少ない。
今回はそんなどちらも最高な体験をしたいというワガママな欲求に応えてくれる『DETECTIVE X』というゲームを紹介したい。 



『DETECTIVE X』シリーズとは

プロの推理作家である"道尾秀介"さんと数多くのリアル脱出ゲームや謎解きゲームを制作する"SCRAP"によって制作された推理ゲーム。
キットの中にある大量の捜査資料とアイテムを駆使して、自宅で本格的な犯罪捜査体験が出来る。

現在は1作目の「御仏の殺人」と2作目の「ブラックローズ」が発売されており、話に繋がりは無いので好きな方からやっても問題ない。

シリーズの魅力

本格的な推理体験

キットを開けるとそこに入っているのは、警察の捜査資料や写真、新聞記事、アイテムなどだ。
プレイヤーはそれらの証拠を元に論理を組み立てて、出題される問題に答えていく。

犯行時間はいつか?
犯行場所はどこなのか?
そして犯人は誰なのか?
など質問は多岐にわたる。

謎解きも流石はSCRAPが手掛けているだけあって高水準であり、万人が楽しめる難易度になっている。
ちなみにヒントも豊富に用意されているので、こういったタイプのゲームに初めて挑戦する人にもオススメだ。

上質なストーリー

道尾秀介さんといえば「向日葵の咲かない夏」や「シャドウ」などで知られる作家だが、写真やイラストで物語の捉え方が変わる「いなけい」や、その音声版である「きこえる」、物語を読む順番で印象が変わる短編集「N」などの実験的なミステリーを多く制作しており、今回の「DETECTIVE X」もその流れの内の一つとも言える。

この「DETECTIVE X」シリーズでも道尾さん節が存分に効いた物語が、謎解きと密接に関わった形で楽しむことが出来る。

多くの謎解きゲームでは、謎解きのためにストーリーが犠牲になっていたり、ストーリーのために謎解きが犠牲になっていたりすることが往々にしてあるが、今シリーズはストーリーと謎解きが上手く作用して相乗効果を生み出すことに成功している。

まとめ

「DETECTIVE X」は正しくミステリー好きが求めていた体験を提供してくれる稀有なゲームである。

このシリーズを僕自身もっと楽しみたいので、これを読んで少しでも興味が湧いた方は是非購入をして遊んでもらいたい!

きっとこのゲームをプレイし終わった時あなたは、謎解きの満足感とストーリーの余韻からため息が漏れ出ていることだろう。



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