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ベトナムで食べた、忘れられないハノイの味
シンチャオ! ベトナム好きのわん吉です。
ベトナムは南北に長い国。
細長い日本も北海道と九州では好みの味が違うように、ベトナムも北のハノイと南のホーチミンでは味の好みも変わります。
ざっくり言えば、ハノイはしょっぱい系、ホーチミンは甘い系。
わん吉は南のホーチミンに住んでいましたが、時おり食べるハノイの味にかなり魅了されておりました。そんな懐かしい現地の味を、皆さんにおすそ分けさせてください。
米粉のお惣菜クレープ、バィン・クン
朝ごはん食堂で食べたバィン・クン(Bánh cuốn)。絶品でした。
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別名、蒸し春巻き。
白いプルンプルンの皮は、米粉などに水を加えた生地。それを蒸し器にうすーく伸ばして蒸します。
食堂の店先では、オレンジシャツのおばちゃんが慣れた手つきでどんどん生地を作っていました。
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プルンプルン皮に、味付けをした豚ひき肉をくるんで、巻き巻き。おばちゃんたちが手際よく作るバィン・クンがすでに山のよう。
この食堂は席に着くと、自動的にバィン・クン一人前が運ばれてきます。小皿なのでちっちゃいように見えますが、つけあわせの豚ソーセージもあって、意外とボリュームたっぷり。そしておいしい!
お昼どきだから食堂も満員。停電で扇風機も動いてませんが、おいしさのためならなんのその。
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ほぼ15年前、バィン・クン一人前は24000ドン(約100円)でした。今はいくらになってるかな?
ハノイの絶品生春巻き
これもめちゃくちゃおいしかったです。牛肉グリルの生野菜巻き(Bò nướng cuốn rau sống)。
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ごくごく薄いハノイ風ライスペーパーに、トマトときゅうりとパイナップルの細切りを置き、米麺のブンを乗せ、さらにコリアンダーやレタスなどの葉っぱやハーブを乗せ、一番上はしっかり味のついた牛肉。
最後は巻きずしの要領で、しっかりくるくる巻いてできあがり。
しょうゆベースのにんにくダレにつけてパクリとほおばったわん吉、「おいしい~♡」とホッペタが落ちました。
トマト風味のさっぱりスープ麺、ブン・リウ
わん吉が愛したトマト味の麺、ブン・リウ(Bún riêu)。
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この麺、酸っぱくてさっぱり風味なのです。暑い南国で味わうこの味覚がたまりませんでした。
魚風味の出汁にトマトの酸っぱさがなんともベストマッチ。そこに米麺のブンが入り、ニラとねぎに、魚のすり身揚げも。最後にディリがパラリと浮かび、この麺料理がグッと引き締まります。
トマトとディリなんてまるで西洋料理。それがベトナムでは、魚醤のヌクマムと相まって、香ばしいローカルフードに変貌していました。
ハノイの名物魚鍋、チャー・カー
ベトナム北部の名物料理、チャー・カー(Chả cá)。ひとことで言うなら、スパイス&ハーブ入り揚げ魚料理という感じでしょうか。これも恋しい味です。
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チャー・カー食堂で席に着くと、またたく間に調理セットがセッティングされます。
ターメリックや調味料に漬け込んだ白身のお魚を、目の前でジューッと焼いて&揚げて、たっぷり青ねぎやディルと混ぜ合わせた平鍋料理。おいしい匂いがたまりません。
チャー・カーは米麺のブンと一緒にいただきます。その際のタレが、独特な匂いを発するマム・トム(Mắm tôm)。小えびの塩漬けをペースト状にしたという発酵タレということですが、なかなか刺激的です。
マム・トムも馴染んでしまえば、これ無くしてチャー・カーは成立せず、という存在ですが、慣れないうちはヌクマムダレでも十分おいしくいただけます。
ハノイには、チャーカー食堂が軒を連ねる「チャーカー通り」もあるんですよ。
さて、忘れられないハノイのおいしいものたち、お楽しみいただけましたか。わん吉も記事を書きながら、おいしい匂いがよみがえってきて、お腹がめちゃくちゃ空いてきました。
あぁ、ハノイに行きたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!