小食のススメ
江戸時代は世界からみても素晴らしいSDGs時代
その時代に観相学の水野南北が多くの人間の寿命や食、暮らし、経済などを調べた結果、「食を慎む」大事さを説きました
「暴食」「大食」「美食」「強食」は
健康を害し、人格を害し、家計までも害してしまうという
どんなにたくさん食べても
美食と呼ばれるものを食しても
体に栄養としてとりこまれない要素は全て大便として排出される
天から授かった命ないし大事な食料をむさぼり食べ、排出するということは
ゴミとして捨てることと一緒であり
天罰がある、というような具合の話もしている
ある意味、食品ロスに通じる話でもある
過去の歴史をみても、食に贅を求めた歴史上の人物の多くは非業の死をとげている
小食、質素を重視した人物は長く生き、老いても活躍していた
なぜなら、食欲の「欲」を抑制できるか否かも人格であるから、と
腹八分は健康になり
腹六分は医者いらずともいう
また、1日3食も多いという見解も昨今出てきている
本来は、時間だから食べるのではなく
お腹が空いたから食べるのがよいそう
食と人格と徳について書いてある読みやすい1冊です