口伝38日目:煩悩退治・どちらが効くか
今日は、経部雑経13巻5経典目
『聖吉祥世所問経』から始まった。
10:47 13巻読了。
13:08 経部雑経典14巻口伝開始。
16:40 14巻5経典目『維摩経』で終わった。
ありがたいことに、
友人が教えてくれる。
経典は同じように尊いけれど、
聴いたことのある経典が出てくると
嬉しくなる。
14巻4経典目は
了義・未了義のテキストで出てくる
『無盡慧経』が出てきた。
筆者がお目にかかった事があるのは
主にツォンカパ大師のテキスト中のみだが
中観のテキストで引用される経典は
今回殆ど読了されたのではないかと思う。
今まで「経典を教科書にしなさい」と
聴いてはきたものの、
それを日常生活で使える方法論として
受け取ったのは初めてのような気がする。
昨日、水に描いた絵の話があった。
湖の水かもしれないし、
流れる川の水かもしれないけれど、
(途絶えることなく流れる意識を表すなら
川の水の方が適していると感じる)
水に描いた絵は留まらない様に
常に空性を意識し続けている心に
煩悩が起こっても、
留まらないという話だった。
確かに、
自分の心は幻のようだ
と常に意識していると、
煩悩や、嫌悪感や、悲しみが起こっても
それは深く刺さらない。
感情の重さは随分軽くなる。
心の不穏感も留まらない。
自然に消えていくので、
特別な煩悩の対処もしなくていい
というのも事実。
一方で、また別の方法もある。
煩悩、嫌悪感、悲しみ等
認識主体側の思考・感情をしっかり感じて、
その認識対象(客体)をしっかり特定し、
その対象があるか、無いかを考察して
対象が無かったことを知って、
自然に煩悩等の思考(思い込み)が無くなる
という方法。
こちらの方が、
ポイントで特定の煩悩・感情に働きかける。
常に空性を思い続ける方は、
何が起こっても
強く感じる前に流してしまうので、
ネガティブな感情が起こる原因やトラウマ等、
特定し辛いかもしれない。
しかし起こった煩悩・思考・感情を
そのまま流してしまうことで、
今まで意識に溜めてきたネガティブの種を
ただ発芽させては枯らしていくように
だんだん起こらなくなってくるのではないかと
想像している。
どちらが合うかは
その人による。
今気になることは、
幻のようなものだと考えることで
感覚が鈍くなってしまうこと。
全てを幻のようだと考えると、
ともすると臨場感が薄れて
全てがスクリーンに映った映像のみだと
感じてしまう。
世界に飲み込まれる必要はないけれど
新鮮?な感覚は持ち続けていたいと
個人的には思う。
スクリーンで見る花より
目の前に咲く花の方が
愛おしいし、好きなのだ。
この世界を卒業するまで
楽しんでいこう。
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