![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168394125/rectangle_large_type_2_d92e84ef68d19f8572b927ddafe12bcb.jpeg?width=1200)
口伝55〜56日目:昼休みの巡礼
1月1日
13:52 密部1巻目読了。
13:52 2巻目口伝開始。
1月2日
11:05 密部2巻目読了。
13:25 3巻目口伝開始。
昨日も今日も全く平日のまま
口伝は続いている。
先生の口伝の速さは
変わらないように感じられるけれど
お疲れが出ているようだ。
今日(2日)午後、
先生からお知らせがあった。
1月13日に満了の予定であったけれど
ご自身の体調を考えると
(細かい説明もして下さった)
更に1週間から10日の延長が必要。
僧院や周りで働いている人々からは、
「もう少し後で言っても良いんじゃないですか?」
といわれたそうだが、
「後になって言うのも、
何だか騙してるように感じるし、
自分も気分が良くないし
夜眠ることも難しくなるから、
今のうちに言っておきます。
ごめんなさい。怒らないで。」
とのことだった。
他の人はどう思っているか知らないが
筆者自身は
どんなに時間がかっても、先生がお楽な状態で口伝を続けて下されば良いと心底思っている。
病気をおして口伝して下さってるだけでありがたいのだから、仮に今回終わらなくても残りを受けに絶対来るから、お身体を1番に考えて欲しい。
幸い、
筆者の口伝後の移動は陸路だ。
予約はしても支払いはしていないので、
予約変更は易しいだろう。
空路の人々は
正直大変だろうと思う。
現在密部の3巻目に入っているが
1巻目から結構有名どころが収められていて
カーラチャクラ、
ヘルーカ、バジュラ・ヨーギニー等
根本タントラの口伝の一部は既に終わっている。
良いタイミングで、
友人が昼休みに
近場の聖地へ巡礼に行くという。
これ幸いと便乗させてもらった。
今日参った聖地は、
スワヤンブナートの近く
タチャル地区(Thachal)に位置する
クシ バヒ(Khushi bahi)
または
ナディ・サガム・ビハール
(Nadi Sagham Bihar)
と呼ばれる所だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1735828771-D1lGI6dXSouYU84gRJ7AVmwH.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735829310-7IVJNQpvt1TDRb3i29kXun6w.jpg?width=1200)
「宝石仕様のお寺」
チベット語直訳では
「宝珠仕様の寺」という名前で、
マルパ訳経官伝記、
シトゥ・チューギジュンネの巡礼記(第一巻)と、
シャマル6世の巡礼記等に記されているそうだ。
宝珠仕様の寺は、ペンタワのお寺。
ペンタワは
マルパ訳経官の先生で、
マルパはここでペンタワから教えを受けた。
また、
ナロパも実際に訪れたことがあるという。
更に、この寺に滞在中、
ある夜、マルパの夢に大成就者メティパが現れ
明知を紹介する教えを説かれた。
このエピソードは
マルパ著作集におさめられた
詳細な伝記に記されている。
現在拝観できるのは
ご本尊様の観音様。
そしてナロパが使っていた
カンリン(長い骨の笛)等。
![](https://assets.st-note.com/img/1735828875-RI1tZ2XpCjynwAPgs9qxFclL.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735829411-DZKBbGQinS5oCkzvIg02fW73.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735829571-0ZgetzKqTjUO6cB39vhPWbuA.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735829602-NQT5gkCEn4MVKyPDiXAYRd87.jpg?width=1200)
近くにはヘルーカと金剛猪女の祠が1つずつある。
一方にはヘルーカ(高さ約40cm)が、
![](https://assets.st-note.com/img/1735829838-vxuWZrl8ihSbF1V3jJfBg72U.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735829718-d9vDnoIaM5EcVx0ULOSWi23w.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735829771-a4NiDktG96v1mbPfUgx5ZTol.jpg?width=1200)
一方には金剛猪女(同上)がおわします。
![](https://assets.st-note.com/img/1735830258-XDFCs5I3oHtVqmOdJa6QugpK.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735830306-0ru7fZYxVPdCtO8L1keyXWva.jpg?width=1200)
銅で鋳造されたご尊像だそうである。
それも、マルパ自身の手で造られたと伝えられている。
ご供養、管理をなさっているのは
バジュラアチャーリャという家系の方だそうだ。
口伝会場から近かったせいか、
参拝している間にも
口伝会参加者と思われるお坊さん・尼さんが
次から次へとやってきた。
驚いたのは、
古い木箱に納められた
ナロパのカンリンに
触ることができたことである。
![](https://assets.st-note.com/img/1735830416-pQrFJglSZnLzfCyaG57bRDPj.jpg?width=1200)
最初は、触っちゃいけないと思って
何度箱を出してもらっても頭をつけるだけしかしなかったが、
隣にいたお坊さんが触っても何も言われなかったので、
こりゃ触っても良いのだと思い
少しだけ触らせてもらった。
ありがたい事だった。
昼食前に行ったので、
われわれのグループは早めに失礼して
昼食を取りに戻った。
何だか元気になっている自分を感じていた。
やっぱり
ダラムサラ学生時代みたいに
お坊さんと一緒にいる時が
1番楽かもしれない。
・・・・・
20年以上のインド生活中にお目にかかった
チベットのお坊さん、スピリチュアリスト、
お医者さん、菩薩行者からのお知恵を拝借。
幸せを感じやすくする方法・考え方、
イメージング等をシェアする
福の神さんを目覚めさせる
無料メルマガ「福の神 来た!」
<a href="https://resast.jp/subscribe/290742">福の神 来た!の購読申し込みはこちら</a>
・・・・・・・
デチェンが見たものシェアするインスタ
フォローしてね☺️:
https://www.instagram.com/naokodechen?igsh=bjJ3YXcybmdodHFy&utm_source=qr
龍樹など古代インドの学匠方と
チベット仏教の大祖ツォンカパの
空性を紐解く金字塔をシェアするHP:
https://www.dechen.jp/