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菩提心の称賛《宝珠の灯》第53偈

53)菩提心が生じたならば、凡夫であろうとも、
菩薩の名を得て、
天を含めた世間の
礼拝と恭敬をされる処となる。
 
 
菩提心は心であるので、
その心が宿る身体は何者であろうとかまわない。
 
貴賤の差はないし、貧富の差もない。
 
神であろうと、阿修羅であろうと、人であろうと、
畜生であろうと、餓鬼であろうと、
地獄の住人であろうと、菩提心が生じれば菩薩になる。
 
菩提心は、ありがたくも稀有な心、
余りにも大きく、全ての有情のために仏の境地を目指す心であるので、
 
全ての者が尊敬し、
近くに集いたいと望む。

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