菩提心の称賛《宝珠の灯》第271〜277偈
271)衰え苦しみ、酷く疲れたとしても
人は眼を護る。
その如く、如何に衰え苦しもうとも、
聖者はこの菩提心を護る。
272)聖法を説く術に長けており、
道理によって正しくないものを否定し、
著作によって喜びの味を生もうとも、
菩提心が無ければ、誰が祈りをかけようか。
273)仏菩薩が褒め称えた
この菩提心を持つ者を、
敵でさえもが敬うならば、
他の者達について何を語ることがあろうか。
274)信仰の根が非常に堅固であり
大乗の種姓を具え
心から得たいと望む者に、
最高の菩提心が生じることは難しくない。
275)焼き、断ち、擦る金の如く
仏菩薩方が精査された
一番の宝である菩提心は、
円満なニ利(自他の利)の礎。
276)他者に危害を与える
思いは、菩提心の敵。
全てに対して心の髄から不害の
思いは、菩提心の友。
277)最高の菩提心を生じたければ、
皆に役立とうという思いを修したまえ。
最高の菩提心を生じさせたければ、
常に一切相智を思い起こしたまえ。
今ネパールのスワヤンブナート(現地の発音では「センブー」と聞こえる)の近くにいる。
「モンキーテンプル」の名で知られているが、
釈尊が現れる前からあるという
言伝えがある。
山を一周すると、
経典を全て読んだと同じ
福徳を積むという。
三十分程で、
経典全てを読んだと同じ
福徳を積むことができる。
明日から、
ルンビニーへ行く。
なので、一週間分
ここに訳していく。
いつの時代でも、
何処にいても、
時間は流れていると感じる。