巡礼の季節
10月も半ばを過ぎ
巡礼の季節がやってきた。
ダラムサラなど
チベット文化圏に住む仏教徒にとって
である。
仏教徒にとって1番の聖地は
ブッダガヤー。
釈尊が悟りを得た地で、
チベット語では
「金剛座」と呼ばれる。
ブッダガヤーはインドの内陸やや西部
ビハール州にあり、
冬がベストシーズン。
普段は非常に気温が高いので
外からの人間には過酷だ。
チベット仏教の修行の中でも
特徴的な修行は五体投地であると思うが、
この五体投地十万回を成し遂げるために
多くの人々がブッダガヤーに集まる。
2〜3ヶ月かかることが多いので
早めにブッダガヤー入りする人もいる。
お寺の近くに宿をとり
ガスを借りて自炊しながら
修行しながら
冬の数ヶ月を過ごすのだ。
それが大体、
10月から始まる。
ブッダガヤー周辺には、仏跡が多い。
成道の地、ブッダガヤー
最初に教えを説かれた地、サールナート
般若経を説かれた地、霊鷲山
最大の仏教僧院のあった、ナーランダー
猿がマンゴーの蜜で釈迦を供養した、
バイシャリ
釈迦入滅の地、クシナガラ
クシナガラとブッダガヤーの間に
ケサリヤという、仏陀が自ら出家した地もある。
周辺とはいうものの
実際行ってみると
車に乗っている時間は半端ない。
釈尊存命時、移動は全て徒歩か、
動物に乗っていた筈だ。
特に晩年、
80歳を超えた釈尊は食中毒にあたり
自分の死期が近いと悟ると
生誕の地、ルンビニーへ帰ろうと
病の身体で
バイシャリから北を目指して歩き続けた。
クシナガラは、
ブッダガヤより随分北にある。
ネパールとの国境最寄駅、ゴラクプールまで
車でわずか30分。
バスの移動ですら
「長いな〜」なんて思っていたが、
とんでもない。
釈尊は80歳過ぎて、
病の身体で
歩いてこの道を進んだのだ。
よっぽど故郷へ帰りたかったのだろう。
ゴラクプールからは、
ネパールの国境スノウリまで
車で2〜3時間。
ルンビニーはスノウリの国境から、
車で1時間弱ほどだったと思う。
釈尊の教えを
後続の人々はいろいろに解釈したけれど、
仏教という大きなくくりは
今でも続いている。
2600年前の
それ程までに強い意志が
今でも釈尊の後継者達を
育てているのだろう。
今でも仏跡巡礼のために
わざわざインドを訪れる人々は多い。
釈尊に縁ある地を訪れることで
その地に刻まれた
彼の慈悲や愛情や智慧を
受け取るのだろう。
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