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菩提心の称賛《宝珠の灯》第37偈
37)宝蔵と如意牛は、
入道者達のやすむ台。
「最高の薬より勝る
菩提心」と、聖者に称される。
「宝蔵」とは読んで時の如く、宝の蔵。
「如意牛」は、望むだけ乳を与えてくれる、
あるいは如何なる望みも叶えてくれる牛。
道を行くことを始めた者は、
疲れた時に、自らを癒す休憩所が必要になる。
疲れないために、疲れを取るために、
薬を使うのは今も昔も同じ。
それでも、
もっともよい薬よりも飛びぬけて効果があり、
自らを痛めることもないものが、
菩提心。
長い道を前向きに、
疲れさえも楽しみながら、
心はいつも幸せに。
心の幸せが、
身体の疲れも癒してくれる。