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菩提心の称賛《宝珠の灯》第102偈
102)金輪宝が行くところ、
他の宝もついて行く。
優れた菩提心の後方に、
全ての善法は自然について行く。
金輪が廻るところには、
金銀宝石がともにやってくるらしい。
古代インドからの言い伝えなのだろうか。
金輪を持つだけの経済力があれば、
他の財宝も、
持っていて当たり前ということなのか。
菩提心が巡る心は、
どうしたら利他の福徳を積めるか?
どうしたら利他をなすために空性を悟れるか?
と、いつもどこかで考える。
それは、欲望や怒り等の煩悩に混ざり合わない。
ピュアな利他は、
自分にも最高の幸せをもたらす善である。
他者の幸せのために行われることは、
全てが菩提心から起こるのではないけれど、
菩提心があれば、
全てがおのずとついてくる。