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豊かなモンゴル

無事帰国した。

日本に帰って
改めてモンゴルと日本の違いに気付く。

両方を経験できたことに
改めて感謝の念が湧く。

出発の日(一昨日)
空港まで送ってくれたのは
滞在時の宿と食事を手配して下さったお坊さんの弟さんと、
そのお坊さんの友人で
とても信仰深いモンゴル女性。

このお2人が
朝5時のお勤めに間に合うように
毎日車を出してくれた。

早朝暗い時間での女性の独り歩きは
「ベーリデンジャラス」。

ならば無免許で乗れる電気スクーターがあるので、それに乗って自力で行くのはどうかと提案したら
スクーターも車道を走らなければらならいことや、時々道が凸凹だから
「ベーリデンジャラス」で、

結局「そういうことは考えるな」と
お2人がそれぞれ車を出してくれた。

お別れの日、
非常に忙しい中
お坊さんも会いにきてくれた。

この方は
チベットからモンゴルへ帰化した非常に素晴らしい先生の手となり足となり働いておられる
モンゴル人のお坊さん。

先生が行く場所へは何処にでもついて行き
朝早くとも夜遅くなっても
遠くても近くても
チベット人に対してもモンゴル人に対しても
先生に関わることを常にサポートしている。

実際、
9日から22日迄の縁結びの教えの後
23・24日は別の縁結びで朝からお作法。
翌日は先生が100km離れた遠くの村へ呼ばれたので早朝から同行し帰って来たのは夜。

その次の日は
先生関係のお坊さんのモンゴルビザが切れるので入国審査所へ更新に行き
(朝6時半出発、帰宅午後1時過ぎ)、
その後そのお坊さんを病院へ連れて行き、

その後9月4日から始まる法話のミーティング(先生&ガンデン僧院長&彼)へ行く前に
会いに来たのだと言っていた。

明日には遠く離れた村の方へ先生と一緒に法話とお作法をしに行き、
その翌日には500キロ離れた村で薬師如来の縁結びをする準備のために出発し
(先生は後ほどヘリコプターで合流)、
帰りは電車で9月3日にウランバートル着
9月4日から10日間の法話が始まり。。。

その後も12月末まで、休みが2〜3日しか取れないくらい先生が忙しいことを説明しながら、
自分も多忙であることを説明してくれた。

多忙な中で
お土産のチーズを手配してくれたり、

そもそも最初から
肉を食べない筆者のために
台所付きの宿を手配してくれるなど、
本当にお世話になった。

このチーズが
枕かと思われるような
非常に大きなチーズで

チーズは幾つ必要かと電話で訊いてくれた時、
「1個・2個・3個・10個・15個、
どれくらい要るんだ?はっきり言って。」
という訊き方をしたので
そんなに大きくないだろうと思い、
「2つくらいあれば大丈夫だと思います。」
と答えたら、

持ってきた袋が大きくて
江戸時代の枕が平らになったみたいなチーズが
2個ずっしり入っていた。

チーズの大きさが豊かさの象徴のように見えたものだ。

そういえばそれ以外でも
トイレットペーパーが4枚重ねだったり、
ベッドルームの床がふわふわの絨毯だったり、
プリウスやレクサスが街中をやたら走っていたり(車のことはよく知らないが、高くて良い車だと聞いた)、
スーパーの買い物袋が頑丈だったり、

モンゴルの豊かさを感じる場面は多々あった。

豊かさを享受するには
その因を集める必要がある。

得ることの因は
与えること。

先生の以降の予定をうかがって
これこそリアル菩薩行と
心底感じたが

常に与え続けることで
その結果として
優れた修行の結果を得たり

衣食住の環境が整ったりする。

先生も
その周りでつとめる人々も
与えるからこそ

精神力はもちろん
体力
経済力
全ての豊かさを
得ておられるのだろうと

強く思った。

サムネの写真は
富を呼ぶ多聞天と
宝珠を吐き出すマングース。


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