菩提心の称賛《宝珠の灯》第159偈
159)菩提心で、楽でも喜ぶ。
菩提心で、苦しくても喜ぶ。
菩提心で、有っても喜ぶ。
菩提心で、無くても喜ぶ。
喜ぶ。喜ぶ。喜ぶ。喜ぶ。
何があっても喜ぶ。
何を感じても喜ぶ。
菩提心を持つだけで、
いつも幸せになれるなら、
皆がこぞって菩提心を持とうとするだろう。
それが起こらないのは、
菩提心が幸せを経験する心身の後ろ盾になっていると、
皆が知らないから。
「他者のために尽くすことは美徳、
だから自分より他者を優先したまえ。」が
今までの主流だったかもしれないけれど、
喜びは自分が感じるもの。
喜びのない利他は、
善行ではなく犠牲に近い。
幸せを感じる器があって、
他者の幸せと共振して、
喜びを感じる利他の行をする。
菩提心が、
それを支える。