【随時更新】Coral School『シリーズAから始める銀行融資』補講

本記事は Coral Capital のYouTubeチャンネルで配信されている動画『シリーズAから始める銀行融資』をご視聴いただいた後にお読みいただくと、より理解が深まります。

動画ダイジェストから①

借りられるだけ借りたいです
いくらまで借りられますか?
貸す側からすると「わかってない」という印象を持たれる

⇒ 『ベンチャーキャピタルの投資検討と金融機関の融資審査との視点の差異』の記事で触れています。

動画ダイジェストから②Ⓐ

「資金調達して返します」は通用しない

スピーダ(旧INITIAL)が半年毎に公表しているレポート『Japan Startup Finance - スタートアップ資金調達動向 -』を参照して「シリーズが進む毎に社数が半減する」とお話ししました。

動画ダイジェストから②Ⓑ

「資金調達して返します」は通用しない

⇒ 融資返済の財源は将来の利益か保有財産の処分の二者択一であるという話は『ベンチャーキャピタルの投資検討と金融機関の融資審査との視点の差異』の記事で触れています。

動画ダイジェストから③

エクイティとデットの調達ではコミュニケーションが大きく変わる
⇒ デット側の参考書として『ゼロゼロ世代の悩みを解決!融資の基本と対応Q&A ~押さえておきたいゼロゼロ融資先への提案ノウハウ』がお薦めです。

動画ダイジェストから④

融資の5原則は銀行員が最初に習う用語
公共性 安全性 収益性 流動性 成長性
各要素を尋ねられた時に答えを用意していないと
融資の可能性が下がる
⇒ 法人融資手引シリーズ『融資審査』の第1章から引用しました。

動画ダイジェストから⑤

デット用の事業計画を別に作る必要がある?
⇒ 保守的な事業計画のサンプルを『融資の申込時に提出する書類』の記事で紹介しています。

動画ダイジェストから⑥

「シリーズAの融資だから~」とか
「シードだから~」「シリーズBだから~」と
局面によって変わるのではなくて
どんな環境(の銀行融資)であっても
1つのフレームワークで説明できる
⇒ 蓋然性を確率で説明する話は、当初「開発プロジェクトが50%の成功確率、販売プロジェクトが50%の成功確率だと仮定すると、開発と販売を総合した成功確率は25%となります」という表現をしていました。
『デットファイナンスとエクイティファイナンスの使い分け』の記事内で紹介している「仮説と仮説の掛け算はデタラメ」という言葉はアントレプレナーシップ論講座韓英志さんに教わりました。

最後に

動画では殆ど触れていない、融資の法律面・契約面の特徴については共著の書籍『~事業拡大・設備投資・運転資金の着実な調達~ベンチャー企業が融資を受けるための法務と実務』をご覧いただければ幸いです。

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