【2024年7月版】デットファイナンスに興味がある財務担当者向けお薦め参考文献 実務編④ アドバイザー側の視点
税理士必携 顧問先の銀行融資支援スキル 実装ハンドブック
2023年12月発行。
融資に関する論点が丁寧に構造化されており、事典のように使えます。数字を示した方が分かりやすい箇所はしっかり数字が紹介されていて、ストーリーが具体的なので、融資交渉の現場の機微が伝わってきます。タイトルに税理士必携と書かれていますが、専門家だけでなく企業の若手財務担当者のような初学者にもお薦めです。
リスケの出口が見つかる! 資金繰りと銀行交渉のすべて
2013年1月発行。
版元のWebサイトには掲載されていないので国会図書館のリンクを引用しておりますが、同友館の企業経営に関する書籍は良著が多い印象を持っております。本書では実務で使う用語についてきちんと解説が添えられていますし、事業計画を作成する際のセルフチェックの手順も具体的で理解しやすいです。中小企業政策の主眼が資金繰り支援から事業再生支援へと軸足が移るなか、とても参考になる本です。
顧問先にきかれたらこう答える!税理士・認定支援機関のための資金調達支援ガイド
2016年11月発行。
著者は会計ソフトの弥生株式会社が毎月発行している情報誌「弥報」で、【教えて!吉田先生】という連載記事を長らく執筆していらっしゃいます。資金調達コンサルタントの講師として活動なさっているので説明が分かりやすく、書かれているノウハウは企業の財務担当者が読んですぐに実践できます。
(順不同)