#156 白色の塔

画像1 カレナックはお伽噺に出てくるような村でした。大小の塔がいくつも残っています。角錐または円錐の屋根は茸の笠のようでメルヘンの世界を演出しています。この塔はさほど大きくはありませんので、沢山の人が入ることはできません。数人で酒でも飲みながら語らうときにでも使われたのでしょうか。目の前に赤色の花が咲いていて、それを描こうか描くまいかと迷いました。作品としては描かない方がよいかと思いましたが、この場で過ごした時間を思い、旅の思い出として入れたくなりました。屋外スケッチならではの悩みであり、楽しみでもあります。