#154 壁を這う緑
家の２階まで這い上がり、外灯にまで絡んでいます。なんと力強いことか。その姿が私の心を圧倒してきました。この緑と対話（対決？）しようと決め、椅子を置き、２階まで伸びている太い蔓と葉を見上げました。「動けないけど、お前は自由なんだなあ。誰からも制御されていない」。万年筆の線と筆による水彩絵具をどの様に処理してゆけばよいのか全くの手探り状態で、少々オドオドしている私を笑い飛ばしてくれました。よし、思い切り描こう。蔦と葉の力強さ。それを表現してみたい。そう思いながらペンと筆を動かしました。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？