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麻薬の密輸・刑罰と手法⑩

どうもアコニチンです。

麻薬の運び屋について調べてみました。


運び屋の事例と刑罰について載っています。もちろん、運んだ麻薬の量や運び屋になった経緯、麻薬の種類などによると思いますが、運び屋には重い刑罰が科されます。懲役8年と罰金約300万円程度の事例が5件書いてありました。

国によっては死刑になることもあります。運び屋はお勧めしません。


「麻薬組織に利用され、『中身を知らずに運ばされた』という場合なら、法律違反にはならず、裁判では無罪判決となります。これは、郵便屋さんが覚せい剤と知らずに配達しても罪にならない、というのと同じです。

運び屋は「中身を知っていた」場合は有罪ですが、客観的に「中身を知らなかった」とわかる場合は無罪になるそうです。


密輸の方法としては、スーツケースの二重底など空洞の中に仕込んだり、体内に飲み込んで隠したりするのが多いです。

他にも、運び屋の新しい手口として、「ラブコネクション」というものがあるそうです。

ラブコネクションの手口は、海外の男性が日本で女性を誘惑し恋愛感情を抱かせます。そしてしばらくしてから自国に戻って結婚などを名目に女性を自国に呼び寄せ、恋愛感情でちゃんとした判断力が出来ないことにつけ込んで、覚醒剤入りの荷物を女性に預け日本に帰国させるという手口
或いは海外で仲良くなった男性に荷物を預かり、それを持ち帰ると言う手口もあります。女性は預かった荷物に覚醒剤が入っていることを知らないため、入国審査で挙動不審にならないこともメリットだと言われています。初摘発は2000年で2008年から増加の一途を辿っています。
女性は預かった荷物に覚醒剤が入っていることを知らないため、入国審査で挙動不審にならないこともメリットだと言われています。初摘発は2000年で2008年から増加の一途を辿っています。

また、麻薬の分子構造を変えるという科学的な手法もあるそうです。麻薬の分子構造を変えて、密輸して、また麻薬に分子構造を変えるというものです。密輸、といっても運ぶのは麻薬ではない物質ですから逮捕できないのです。このようなことがあると、麻薬そのものの定義を変えていかないと取り締まりは厳しいものとなります。

似たような事例ですが、体内に摂取することである麻薬ではない物質が活性を取り戻し、麻薬として作用するものもあるそうです。現在見つかっているのは「フタルイミドプロピオフェノン」というもので体内で代謝を受けるとカチノンとよばれる覚せい剤に近い性質の麻薬に変化します。



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