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“大人の学び”の学びかた(3) 「わかる」(続き)
この記事は約1,500文字。2〜3分で読めます。
前回の振り返り
前回の投稿では、“大人の学び”の3つ目のステップ
「わかる」での最適な人数についての
ぼくの考えをご紹介しました。
前回のリンク:
今回は「わかる」での
オススメの共有方法をご紹介します。
「わかる」での”大人の学び”
【再掲】“大人の学び”の学びかた(サマリー)
![](https://assets.st-note.com/img/1669273434989-uz2W5YmabK.jpg?width=1200)
オススメの共有方法
前回の投稿で、
複数人で同じものから学ぶことで、
1つのものから2倍・3倍の知恵を得ることができる。
「複数人」で学ぶことで「わかる」がより広がる。
とお話ししました。
では複数人でどんなふうに学べば、
より「わかる」を広げることができるでしょうか。
ここではぼくが実践している方法をご紹介します。
学びたいテーマに沿った本(課題図書)を1冊選んで
「複数人」で学ぶ方法を前提にしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1669273512320-qDh3kyVUxP.jpg?width=1200)
共有方法
1 課題図書を決める
学びたいテーマに関して長年読み継がれている
「名著」「古典」とよばれるものを1冊選ぶ。
2 課題図書を読む
参加者が各自で課題図書を読む。
事前に期限を決めておき、参加者全員がそれまでに読み終わるようにする。
読んだ結果をまとめるためのフォーマットを参加者に配布する。
3 読んだ結果をまとめる
各自読んだ結果を前述のフォーマットに3つの観点でまとめる。
・わかった(以前からわかっていたことも含む)
・わからなかった(主張は理解・納得できる)
・納得できなかった
4 結果共有の場を設定する
参加者同士で結果を共有する場を設ける。
「オンライン」「オフライン」いずれでもOK。
全員が積極的に参加できるように最大10名程度が望ましい。
5 他の参加者とディスカッションする
「わからなかった」「納得できなかった」ことの中から、
各自重要度の高いものを選んで他の参加者に問いかける。問いかけに対して他の参加者とディスカッションする。
参加者全員が発言するようにする。
これらのプロセスを通じて、
他の参加者の意見から新たな気づきを得ることで
「わかる」がより広がっていきます。
注意点
オススメの共有方法をより効果的にするために、
注意してほしいことが3つあります。
◉ 参加者の「まとめ」(上記3)はテキストで共有する
振り返るときに活用できるよう
「まとめ」はテキスト(文字)で共有しましょう。映像や音声で共有することも可能ですが、
効率性(短時間で共有できる)の点では文字情報が
いちばん優れています。
◉ 対等な立場でディスカッションする
年齢や役職などで「忖度」しないようにしましょう。
「自分のような若造が・・・」などと思わず遠慮なく発言しましょう。
(もちろん”大人”としての他人への配慮は必要です)
◉ 課題図書の内容を無理に納得する必要はない
どんな著名な作者の歴史に揉まれた名著でも”ひとつの意見”です。
「偉い人が言ってるから」と無理に納得する必要はありません。
自分の頭で考えて納得したものだけを取り入れましょう。
(意固地になる必要はありません。「やわらか頭」は忘れずに)
まとめ
複数人で行うことで、同じ課題に対する多様な視点や考え方を得ることができる。
学んだ結果を参加者同士で共有し、対等な立場でディスカッションする
課題図書の内容や他の参加者の意見を覚える必要はない。
大切なのは自分の頭で考えて納得すること。
次回のテーマ
次回は、4つ目のステップ
「試す」の最適な方法について考えていきます。
今日の投稿は「マガジン」にも保存しています。
ぼくの「学び」についての考えへの感想や、
みなさんの「学び」についてのご意見など
聞かせていただけると嬉しいです。
ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」
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