見出し画像

生成AI News -【生成AI】ゲーム開発を変える!カプコンとGoogleの挑戦✨

こんばんは、りょぶんです。

今回も生成AIが使用されている事例になります。
家電、車など様々な製品に搭載されたり、政治、教育などでも生成AIが使用され、少しずつですが日本でも生成AIが拡がっているのを感じます😊

その中で、今回はゲーム作りにも使用されている事例を紹介したいと思います


カプコンと生成AIの連携:ゲーム開発の新時代

結論:AIがゲーム開発に革命を起こす

カプコンはGoogleの画像生成AI「Imagen2」を活用し、ゲーム開発におけるアイデア出しを効率化しています。この革新的なシステムにより、数十万件ものオブジェクトアイデアが迅速に生成可能となり、ゲーム制作の質とスピードが向上しています。


カプコンがGoogleを選んだ理由

Google以外の生成AIとの比較

カプコンは、ゲーム開発における生成AIの導入に際し、複数のサービスを検討しました。最終的にGoogle Cloudを選んだ理由は以下の通りです。

  • 応答速度の速さ:Googleの「Gemini」や「Imagen2」は他社サービスと比べて高速で、設定資料から生成までの時間が数秒に短縮。

  • 一貫した運用:Google Cloudの「Vertex AI」により、画像生成からリテイクまでのプロセスを一括管理可能。

  • 高品質な生成物:「Imagen2」は細部まで精緻な画像生成が可能で、用途に応じた柔軟性を持つ。

これらの理由から、Googleの生成AIが選ばれ、開発効率とコストの最適化が実現しました。

参考リンク


なぜカプコンは生成AIを採用したのか

理由:効率化と応答速度を実現

ゲーム開発には膨大な素材が必要です。一つのタイトルで数十万件のオブジェクトアイデアが求められるため、従来の方法ではコストと時間がかかりすぎます。Google Cloudの「Imagen2」や「Gemini Pro」を活用することで、

  • 高速な画像生成

  • コスト効率の良さ

  • リテイクの自動化

を実現し、開発プロセスを大幅に簡略化しました。


システムの仕組み:Googleの最新技術を活用

仕組み:画像生成から評価まで一貫したフロー

カプコンのシステムは以下の流れで構築されています:

元の記事より引用
  1. Gemini ProとGemini Flash

    • 設定資料をもとに、画像生成用プロンプトを自動作成。

  2. Imagen2

    • 作成されたプロンプトを使用し、高品質な画像を生成。

  3. Vertex AI

    • 生成された画像やプロンプトを評価し、基準に満たない場合は自動でリテイクを指示。

これにより、開発者はAIを通じた高効率なアイデア生成が可能になっています。


Imagen2とGeminiモデルの特徴

Imagen2:高品質な画像生成AI

Imagen2はGoogleが提供する画像生成AIで、

  • テキストから高解像度画像を生成可能

  • 応答速度が速い

  • コストパフォーマンスに優れる

という特徴があります。これにより、カプコンはステージのポスターやステッカーなどの多種多様な素材を効率的に作成できます。

Gemini ProとGemini Flash:高度なプロンプト生成

Geminiシリーズは、

  • プロンプト作成の自動化

  • 画像生成とのシームレスな連携

を可能にし、Imagen2の能力を最大限に引き出します。


注意点とデメリット

注意点:完全自動化の課題

AIの導入には多くのメリットがある一方で、以下のような課題も存在します。

  • 生成内容の制御:AIが必ずしも意図通りの結果を出さない場合がある。例えば、カプコンでは特定のゲーム世界観に適合しない生成物が出力されたことがあり、修正に手間がかかる場合もあると報告されています。

  • コスト負担:初期導入費用や運用コストが発生。

  • 人材育成:AIを効果的に活用するスキルが必要。

これらの課題を克服するためには、AIと人間の連携が不可欠です。


他社事例:生成AIの活用が広がる

Ubisoftの事例:NPCの行動パターン生成

Ubisoftは、非プレイヤーキャラクター(NPC)の行動パターン生成にAIを活用しています。同社の研究開発部門であるUbisoft La Forgeでは、深層強化学習を用いて、より人間らしいNPCの動きを実現する技術開発を進めています。

これにより、NPCがプレイヤーの行動に対してより自然でリアルな反応を示すことが可能となっています。

参考リンク

EAの事例:スポーツゲームのプレイデータ分析

EAは、スポーツゲームにおけるプレイデータの分析にAIを活用しています。同社のデータ、分析、洞察チームは、ゲームチームにタイムリーな洞察を提供し、プレイヤー体験を最適化するためのAI主導のシステムとソリューションを構築しています。

これにより、ゲームテストやライブサービス、データ管理、開発の優先順位付けに関連するタスクを自動化し、プレイヤーの行動パターンを詳細に分析することで、ゲームプレイの最適化を行っています。

参考リンク

これらの事例は、生成AIがゲーム開発の幅広い分野で役立つことを示しています。


今後の展望:生成AIの進化

社外利用も視野に

カプコンは現在、AI生成画像の部分修正機能や、社外関係者が利用可能な仕組みの開発も進めています。これにより、ゲーム業界全体への影響力がさらに広がることが期待されます。


まとめ

カプコンが導入した生成AIは、ゲーム開発の効率化と創造性向上を実現しています。この事例は、他の業界にも応用可能なものとなります。
詳しく見てみるのも良いと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました🥰

いいなと思ったら応援しよう!

りょぶん🎈
よろしければサポートお願いします😊いただいたサポートは文鳥の記事であれば豆苗🥬に、その他は資格の本の費用📖に使わせていただきます🙇‍♂️