『ヴェノム:ザ・ラストダンス』感想
ヴェノム1が好きだったのと今作がヴェノムシリーズラストとの事でとても楽しみにしていた作品でした。
正直、本当にこんなこと言いたくないんですけど、何も心に響かず、面白くなかった作品でした……。いや、要所要所では「ヴェノム相変わらず可愛いな」と思うシーンはあるんですけど、ストーリー自体が薄っぺらくて、脚本もう少し何とかしろよと思いましたね😭
既にだいぶボロカスに言ってますが、今の感想を残しておきます。
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ここからネタバレ注意⚠
今回は、全体的に新しい情報をたくさん盛り込み過ぎて、こっちの感情が整う前に次から次へと話が進んでいった印象です。
説明はしてくれるんですけど、なんか急にスケールがデカくなったというか、宇宙が滅ぶかもしれないレベルの強敵を急にぶち込んで来られてびっくりしました。今まではエディとヴェノムの関係性を掘り下げてくれてたし、まだ2人で対処できる範囲の物語だったのに…。
私は映画しか見てないので、ヌルの存在に関しても「へぇ〜」としか思ってなかったですし、もっとシンビオート達とどんな事があったとか深堀してほしかったですね。
口説明だけだったので「なんか解放するとヤバイ敵」くらいの認識だったのと、ヌルの手下も強過ぎてなんの対策も出来ないまま、最後まで行ったのでワクワク感もクソもなかったです。
感動するにしてもこっちが理解して、「今からこうするのね!」などこっちの気持ちが整ってから次に行くとかしてくれたら良かったのに説明だけされて「あっ、はい」てなったら、もう次のシーンみたいな状態で最後まで行って、感想書いてて思いましたけど、それはなんも感じないわ…。
飛行機に掴まって飛んでるシーンもチェンさんとのダンスシーンも可愛かったですよ。でも、可愛いだけです。
飛ぶ前に「あれに乗るぞ」「どうやって?」的な感じの2人のやり取りがあればもっと可愛かったし、正体がバレる状態で踊って普通に見つかって捕まるし…。やる行動はヴェノムっぽくて可愛いんですけど、だから何と言うか、正直そのシーンいる??ってのが多くて、そのキャラならこうするよねに偏り過ぎてて逆に冷めてしまいました。
道中出会った家族もヴェノムは最初「怪しい家族だ」とか言ってましたが、マジでただのいい人達であっと驚くような展開もないし…。男の子がヴェノムにチョコあげるシーンは良かったですね。でもこれも「可愛いね」以外の感想湧かなかったです。
エディとヴェノム、謎に自由の女神像を目指して向かってたけど、最後までなんでそこに行こうとしてるのか分からなかった…。スパイダーマンノーウェイホームの舞台だったから??
シンビオート集団と共闘してヌルの手下と戦うシーンが恐らく一番の山場だったんですけど、シンビオート達の掘り下げがないままシンビオート達は瞬殺されていったし、途中で人間(軍?)の攻撃に巻き込まれて死んだシンビオートの仲間が「私達はあなた達の味方よ!」的なこと言うシーンも悲しいとかなーんにも感じなかったですね。と言うか、ヴェノムはエディと一緒にいるから人間の味方だけど、他のシンビオート別に人間の味方じゃなくね??人間の脳みそ大好きエイリアンズでしょ?いつの間に仲良くなったの?
最後のヌルの一言も意味不明だったし…。ヴェノムが自分の命はって倒してたから、お前はもうそこから出れないだろ。
ヴェノム1.2でヴェノムとエディに関しては愛着を持ってるはずなのに本当に何も感じなくて、終始「えっ?何も感情動かない。やべぇ…」でした。
ヴェノムシリーズ好きだからこそムカつく。こんな最後でいいの?ヴェノム4作ってくれ💢