石川のソウルフード
石川のソウルフード「とり野菜みそ」とは?活用レシピも紹介
石川県民なら誰もが知っている、「とり野菜みそ」
そもそも、とり野菜みそとはどんな食材なのでしょうか?名前の由来や歴史を簡単に解説。
あわせて基本からアレンジまで人気レシピを選んでみました。
商品ラインアップも紹介しているので、購入する際の参考にしてください。
まつやの「とり野菜みそ」とは?
石川県かほく市にある食品メーカー、「まつや」が製造・販売している
「とり野菜みそ」石川県では古くからなじみのあるみそ調味料で、地元の人にとってはソウルフードともいえる味わいです。
「とり」野菜みそは「鶏」ではない!?
「もっと野菜を『とり』ましょう」というコンセプトから生まれたのが、とり野菜みその名前の由来。
江戸時代に廻船問屋を営んでいた初代の松本氏が、航海中に野菜不足で体調をくずす船乗りのために、野菜に合う調味料を考案します。
魚だけにかたよりがちな船上での食事を、栄養バランスのよいみそ鍋にすると、野菜がおいしいと喜ばれたのだとか。
松本家の家庭の味として代々受け継がれてきたものを、昭和になって商品化したのが、現在のとり野菜みそです。
おもに鍋つゆの素として使用されますが、鍋だけでなく、いろんな料理に活用される万能調味料。
とり野菜みそで作る鍋の基本レシピ
とり野菜みそで作る、基本的なみそ鍋の作り方です。
鶏もも肉と豆腐をメイン具材に、白菜やえのきだけ、しいたけを、水とみそ調味料で煮込むだけの簡単なレシピ。
もちろん牛や豚肉、魚介類、好みの野菜など、加える食材はなんでもかまいません。濃厚な味わいでいくらでも食べられますよ。
鍋以外も!とり野菜みその活用レシピ
みそ鍋に相性のよい食材は?
白菜やキャベツなどの淡色野菜から、小松菜やほうれん草、水菜、にんじんなどの緑黄色野菜まで、どんな野菜でもOK!
牛や豚、鶏などの肉類だけでなく、魚や貝類もみそ味によく合いますよ。
また淡白な味の豆腐やしらたきはもちろん、きのこ類とも相性抜群です。
食べ終わったあとのシメは?
食べ終わったあとのシメにうどんか中華麺を入れると、濃厚なみそ味のつゆがよく絡んでおいしいですよ。
また水でつゆを少し薄め、ごはんと卵を加えて雑炊にしても絶品。
とろけるチーズをプラスすると、おしゃれなリゾット風に変身します。
味付けはとり野菜みそだけ。豚肉となすの炒め物
材料は豚こま肉となすだけ、調味料はとり野菜みそだけと、いたってシンプルな炒め物のレシピ。だしが効いた少し濃いめのみそ味がなすと相性抜群で、もちろん豚肉にもよく合います。
どちらの食材ともに価格が安くて経済的。ごはんのおかずだけでなく、酒のお供にもぴったりですよ。
甘辛い味わい。鶏皮とこんにゃく、大根のどて焼き
どて焼きとは牛すじ肉やこんにゃくを、白みそベースの甘めの調味料で煮る料理のことで、おもに関西での呼び方です。
東海地方ではどて煮と呼ばれています。すじ肉の代わりに鶏皮を、はちみつと豆板醤、とり野菜みそで甘辛く炒め煮するレシピ。
間違いなく、ビールや酒がほしくなります。
鮭の代わりに。鶏肉とキャベツのちゃんちゃん焼き
北海道を代表する郷土料理のひとつ、ちゃんちゃん焼きはいまでは全国的に有名な料理。
鮭をいろんな野菜とともに、みそ風味の調味料で炒め煮しますが、レシピでは鶏肉で代用します。
とり野菜みそがあれば、みりんを加える程度でよく、鶏肉の旨味とキャベツの甘味が際立つひと品です。
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