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学校はあぶない

共同通信の記事 より
いじめ過去最多54万件、3割増 学校8割で認知、18年度調査
2019年10月17日 17:07共同通信社
 全国の国公私立小中学校と高校、特別支援学校における2018年度のいじめの認知件数54万3933件で、過去最多だったことが17日、文部科学省の問題行動・不登校調査で分かった。前年度から31.3%、12万9555件の大幅な増加。いじめが確認された学校は6.4ポイント増の80.8%に上った。心身に深刻な被害が生じるなどの「重大事態」も128件増の602件で最多だった。 

認知件数って?と聞き慣れなかったので調べると
wiki より
 認知件数とは、警察等捜査機関によって犯罪の発生が認知された件数をいう。認知件数と実際の発生件数は一致しないことが多いが(その差を暗数という。)、 公的に認知された発生件数という意味において、認知件数は単に発生件数ともいう(昭和56年版「犯罪白書」)。ちなみに、検挙件数とは、警察で事件を送致・送付又は微罪処分をした件数。

 つまり、認知している。まだ暴行罪や傷害罪という懲罰まで設定されていない。被害届が提出されていない場合もあるため、検挙までは行かない場合もある。警察の裁量で傷害、暴行と判断できる件数となる。

 では、54万件って?多いの?ということで
文部科学統計要覧(平成30年版)より 小中高生ってどれぐらいいるの?

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小学生 644万人 中学生 333万人 高校生328万人 となります。
赤線のところのみ、全部足すと1305万人。
1305万人のうち54万件の認知件数なのでそんなに多くないのかな?わからん。

実際の警察庁の犯罪白書を見てみる。
平成30年度、2018年(データは平成29年、2017年のもの)

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認知件数は91万件、そのうち窃盗は65万件、窃盗は毎年トップに入る。
では学校で全く窃盗が発生しないと仮定して、大雑把に比較。
91万件(総数) ー 65万件(窃盗件数)= 26万件(※強盗、詐欺、放火、殺人、横領含む)

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小中高生1305万人の学校で54万件の認知件数
外の社会だと26万件(窃盗を除く)
圧倒的に外の社会のほうが分母多いのにそんなに差が出るのかとびっくりしている。

 もう一点、警察は能動的に捕まえようとして目を光らせているのに26万件。26万件の中には道路交通法違反も含まれている。一方「いじめ」は内部告発や自己申告で集めているためほとんどが受動的な情報収集、しかしそれで54万件ある。ほぼ倍近い数字。潜在的に表に出ていない件数を含めると80万件以上の認知件数になるのでは?と思う。(妄想ですが)

学校はとっても危ないのでは?


 警察官は学校をパトロールしたほうがいいのでは?と思うようになりました。

 大雑多に興味本位で計算しただけなので間違っているところがあれば、遠慮なく指摘してください。

※窃盗を除いた件数を26万件に修正

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