![deconstruction_アイキャッチ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12591386/rectangle_large_type_2_dd68d884d22381252ea55a3522154ebc.png?width=1200)
HARMLESS GUNS/DAGOMA
2019 カンヌライオンズ PR部門
・ファクト
3Dプリンターではあらゆるものがプリントできる。その中でも銃は記録が残らずネットで組み立てデータをダウンロードするだけで3Dプリンターを持っている人ならだれでも作れてしまうため問題になっている。
・内容
ヨーロッパを代表する3Dプリンターの会社DAGOMAは銃の3D設計図をダウンロードし、それを参考にしながら同じ名前、重さ、大きさの偽物の銃の400以上ものパーツを作った。そして実在しないユーザーを作りオリジナルの設計図があったネットのサイトにばらまいた。これによりダウンロードしても組み立てられない無害な銃の設計図が出回った。
・結果
HALMLESS GUNSは13000回ダウンロードされた。
本物の銃のブループリントと偽物は見分けがつかないため、実際にダウンロードをしてみて作ってみることしかできない。大量に配布されたデータはどれが本物か分からず作ろうとした人たちを落胆させつくることを諦めさせる。
・ターゲット
3Dプリントで銃を作ろうとする人たち
・このキャンペーンで果たす役割、目的
3Dプリンターによって実際にひき起こされている問題を銃をダウンロードして作った人の責任にせず自社の責任として対策をすることで会社の社会的責任をアピールし認知度をあげる
・ターゲットインサイト
3Dプリンターをもっていれば簡単に銃を手に入れられたけどどれが本物かわからない!簡単に作れないじゃないか!
・このキャンペーンのイメージ
逆手にとる、イライラさせる、あきらめさせる
(イメージ書きにくい、あまりこのキャンペーンの世界観が見えないから?)
・メモ
ネットで出回っている銃の設計図を規制しようとするのではなく、偽物のブループリントを作って流し、本当に銃が作れる設計図を探せなくさせるというネットの特性を生かしたキャンペーン。
3Dプリンターで作ろうとする人たちは簡単に、手軽に作れると思ってダウンロードする。それが簡単に作れないことがわかると遊びで作ろうと思ってた人たちは諦める。
参考文献