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This Coke is a Fanta/COCA-COLA

カンヌライオンズ2018 PR部門 ゴールド

ブラジルのLGBTパレードということもあってムービーもとにかく明るくて楽しいから見てるだけで笑えてくる!笑


・ファクト

“That Coke is a Fanta" (見た目と中身が違う)という言葉がLGBTへの差別用語として言われていた。

・内容

国際 LGBT PRIDEデーにコカ・コーラはこの隠語を逆手にとり、実際にコカ・コーラのパッケージにファンタ製品を入れて、”This Coke is a Fanta. So what?”「このコーラはファンタだけどそれが何?」というメッセージを発信。SNSで広がり、自分でコーラの缶にファンタを入れたり、パレードでコーラファンタの衣装を着てくる人も。10億インプレッションを広告費なしでたたき出した。

・ターゲット

LGBTであることで差別されてきた人たち

・このキャンペーンで果たす役割、目的

隠喩を逆手にとってコーラなのにファンタが入ってるものを販売するという掟破りな行為をした分だけ、LGBTの人たちのコカ・コーラ社への愛を獲得。LGBTのパレードでそれを売ることによって社会的にもLGBTの全面的な見方であることを見せつけ、立場を知らしめた。

・ターゲットインサイト

コーラが強気に「このコーラはファンタだけどそれが何?」と胸を張って言ってくれることで自分たちも同じメッセージを胸を張って言える

・このキャンペーンのイメージ

ユーモア、反骨精神、共感

・メモ

まずキャンペーンがとてもシンプル。コーラの中にファンタを入れるのは消費者でもできる。拡散されたのは「LGBT」という大義があったから。あとはコーラが世界的メーカーだから、っていうのもある。

バーガーキングのワッパーもコーラもマックもカンヌで結構見かけるけど、たぶんそれらは全国展開しているからPR方法も世界的に課題や問題になっていることを取り上げる権利がある。(戦略PRの権利は誰にでもあるけど主語が釣り合ってないと受け手が冷めちゃう)

全国展開でないもののPR戦略が見たい。ジャイアントキリング的なやつ。

参考文献


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