TURNING BEER INTO WATER /Budweiser,ANHEUSER-BUSCH
カンヌライオンズ2018 PR部門
・内容
ハリケーンによる記録的な自然災害があった2017年、バドワイザーはビールの製造をストップし、緊急用の水の製造にパイプラインを変えた。水とガスの供給に困っていた人たちに配った。1300以上のメディアに取り上げられ、ソーシャルエンゲージメントが600%伸びた。
・ファクト
2017年8月末から9月、ハリケーンハービー、イルマが米フロリダ・テキサス州などのアメリカ南部を直撃。1300ミリメートル以上の降水をもたらした。ハリケーン直後から1か月後も3万人が家に戻れず、28万人が電気を使用できない状況だった。
・ターゲット
被災地で水を必要としている人
・このキャンペーンで果たす役割、目的
被災地で生きるための水がなくて困っている人に対してわざわざビールの製造ラインを止め水を供給することによって会社、バドワイザーという商品の社会的貢献度をアピールすること(ちょっと打算的な書き方になってしまった、、、)
・ターゲットインサイト
いま生きるために水が一番必要で欲しい。
・ターゲットプロポジション
ビールの会社がわざわざ!すごい感謝。
・このキャンペーンのイメージ
迅速さ、利益を顧みない勇敢さ、社会的貢献
・メモ
バドワイザーは以前もNYで被害が出た時に供給していた。が、いい活動をしているのに知られていないというのが課題(引用:https://blog.pr-table.com/prtc_08_report/)だったらしい。インナー広報の役割もある。
分かったこととギモン
分かったこと
・カンヌライオンズで賞をとっている作品は世界的な問題を扱っていることが多い。
・前からあった「社会的貢献」が世の中的に重要視されている傾向は国連がSDGsを押し出してきたことによってより強くなった。
・カンヌライオンズで日本の作品が少ないのはおそらく世界的な問題としてのアプローチすることが少ないから。
・その理由はそもそも日本のSDGsへの関心が他国に比べて薄い。そのためPR方法をSDGsに絡めたとしても反応が薄くなるから。
ギモン
・どの企業も社会的貢献度を押し出す活動、それに付随するPRをやっていったら消費者は今度なにで企業を評価するのだろうか?
→過去のPRのカタチとPRの成り立ちをしらべてみる。
参考資料
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