リゾットを作ってみました
今回は「クノールカップスープ」を使って、生米からリゾットを作ってみました。意外と簡単にできましたので、よかったら参考にしてみてください。
リゾットとは
リゾットは、生米をバターやオリーブオイルで炒め、野菜や魚介などの出汁でかために煮たイタリア料理だそうです。お米の中心に芯が残る「アルデンテ」にするのがポイントなのだとか。
今回作るにあたり、玉村豊男さんの「ヴィラデストの厨房から」という本のレシピを参考にしました。
玉村豊男さんについては、以前に書いた記事「料理に関するおすすめ本をご紹介」でも紹介しております。
チーズリゾットを作る
まずは「4種のチーズのポタージュ」を使って、チーズリゾットを作ってみました。
今回作る1人分の分量は、生米:50g、スープ:200cc(ml)、オリーブオイル:大さじ1です。量としては軽めで、夜食程度でしょうか。本によると20分前後で汁がなくなり、アルデンテに仕上げるのが理想的とのこと。
ちなみに米1合は150gなので、50gは3分の1合になります。またスープは、あらかじめ200ccのお湯で溶いておきました。
まずは生米を洗わないまま、オリーブオイルで米の端が白くなりかけるまで炒めます。鍋はいつもお米を炊く時に使う、ホーロー鍋を使いました。
こちらは炒める前の状態。
なぜ生米を洗わないまま使うのかというと、仕上がりをアルデンテにしたいからのようです。
お米は、本当によく水分を吸います。軽く洗うだけでもその水分を吸収してしまうため、仕上がりに粘り気が出てしまうのだとか。またオリーブオイルで炒めることで、お米をコーティングする効果もあるそうです。
さて私のIH調理器は、加熱の段階が「1~5」まであります。まずは少し強めの「4」で炒めてみたところ、1分もしないうちに白っぽくなり少し焦げてきたので、溶いたスープを急いで入れました。
煮立たせながらまずは15分ほど煮るとのことなので、「3」の火加減で煮ていきます。すると6分ほどでだいぶ水分が減ってきたので、「2」に落としてから煮ていきました。
注意点としては米がすぐ鍋底にひっついてしまうので、こまめに混ぜてひっつかないようにします。
15分経ったところです。ここで米を噛んで、火のとおりを確かめると良いとのこと。まだ固い状態でしたが水分がなくなっていたので、20ccの水を2回に分けて加え、さらに煮ていきました。
そして22分ほど煮て、出来上がりとした状態です。
若干かためでしたが、大変美味しかったです! 味のイメージとしては、「ドリア」の味と食感といえば分かってもらえるでしょうか。
トマトリゾットを作る
つづいては「トマトのポタージュ」を使って、トマトリゾットを作ってみます。
先ほどは、生米を「4」の火加減で炒めたので、今回は「3」で炒めてみました。ちょうど中火くらいです。これだとすぐに焦げず、ゆっくり炒められました。
2分ほど炒めた状態がこちら。米が白っぽくなってきたので、お湯で溶いておいたスープを加えます。
先ほどは「3」で煮ていきましたが、今回は「2」で煮ていくことにしました。やはり米が鍋底にひっつかないよう、時々混ぜながら煮ていきます。
結果として「2」の火加減で煮ていくと、途中で水を加える必要もなく、そのまま21分ほどで出来上がりました。
こちらが出来上がり。味つけも問題なく、大変美味しいリゾットでした!
ちなみに、チーズスープの食塩相当量は1.4g、トマトスープは約1gなので、チーズリゾットは少し味が濃いめかもしれません。好みで、米とスープの分量を増やしても良いと思います。
リゾットの作り方のご紹介でした
結果、スープを加えて20分ほど煮たら完成したので、とても簡単でした。
出来上がりはドロッとしているように見えますが、生米を洗わずオリーブオイルで炒めたことで、芯が残ったアルデンテの状態に仕上げることもできました。
ちなみに玉村さんの本では、赤ワインと鶏がらスープを100ccずつ使って作る「赤ワインのリゾット」などが紹介されています。
本格的には、スープを何度か継ぎ足しながら煮たりするそうですが、今回のやり方でも十分美味しいリゾットになるので、よかったら参考にしてみてください。
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