営業と簿記 7/n 売ること
さて、今度は売る側に立って見てみましょう。
社会人になっても実際に「売る」という判断をする職種は限られていると思います。もちろん、どの会社も会社として見れば自分たちのお客様に対して提供する価値を持っていて、モノ、サービスと形態は違えど提供した価値に応じて対価を受け取っています。
しかし、その価値がどの程度の内容でどのくらいの対価を得ることが出来るのかといった判断を行う職種は少ないです。
事務職でそれを考えることは少ないですし、工場で作業する人も考えることはあまりないと思います。経理でさえ、事後の収支に敏感であっても事前にそれを考える立場にある人は少数です。
買うことは日常の一部だと思いますが、売ることはあまり日常的なことではないと思います。
営業はその非日常的な行為のプロとしてお仕事をしています。
やっと営業の名前が出てきましたが、簿記に売る側としての仕訳をひとつ
教えてもらってから進んでいきたいと思います。