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走り始めて痩せたのか?
残念ながら私の場合は「NO」である。
確かに、走り始めて3ヶ月くらいでは1kg体重が減り、お腹周りもスッキリした。
しかし半年経った今は当初の体重より1〜2kg重くなっているのである。
なぜだろうか?
ここでの落とし穴は主に2つある。
ひとつは、運動したことでの食欲増進。
4ヶ月〜半年というと、それまでの隔日3〜4kmジョグから、週末に8〜10kmランを入れ始めたころである。
元々胃腸虚弱でたくさん食べられないし、少しでも重いものを摂ったら胃もたれするのが悩みであったが、走り始めてからそれがめざましく改善した。
人並みにお腹が減って、一人前食べても胃もたれせず、なにより米が美味しいのであった。言うまでもなく米は糖質と炭水化物の塊なので、たくさん食べると肥る。
ふたつめは、米不足の影響である。
皆さんは2024年の後半、スーパーから米が消えたのを覚えていらっしゃるだろうか。理由は諸説あるが、とにかく米を普通に買うことが困難になった時期だ。
そのときに白米だけでなく、玄米も買えなくなってしまった。我が家は子供に白米、大人は玄米にもち麦を混ぜて炊いたものを食べていたのだが、その玄米も手に入らなくなったのだった。
なのになぜ?と思われるだろうが、白米については自分で買えなくなった代わりに「手に入ったから…」と親族からいただくことが増えたのだ。おまけに、ふるさと納税でも白米を購入していたので白米について困ることはなかった。
そんなわけで、ちょうど年末〜年始の2ヶ月間ほど白米中心(米摂取多め)の生活を続けた結果、肥った…というわけである。
(パンRUNの影響もあるだろうが、普段はつつましく暮らしているので週に一度のお楽しみとして据え置きとする)
私の場合は体重増加だけでなく、日に1〜2回あったお通じも滞り、寝る前のお腹マッサージが必須になってしまった。ここに来て危機感を感じ、幸いまた購入できるようになっていた玄米を買うに至ったというわけだ。
家族は引き続き白米を食べるので、空いた時間に自分の分だけまとめて炊いて冷凍している。
玄米生活に戻してみると、白米と玄米はさほど違わないようで割と差があることがわかった。
まず、食べ応えである。噛まないといけないので、フワフワ食べられてしまう白米と違って玄米には満足感がある。
そしてこれは私の主観なのだが、白米を食べたときの「おいしくてもっと食べたい」感覚が、お菓子を食べすぎているときのそれに似ている気がする…?
これを疑問に思ったので少し調べてみた。
【玄米と白米の糖質量の違い】
玄米と白米の糖質量は、ほぼ同じです。
玄米は、白米と比べてGI値(血糖値の上昇度合いの数値)が低く、食後の血糖値上昇がゆるやかです。
なるほどGI値が高いと、血糖値が急上昇→急降下を繰り返すことで起こる砂糖依存症と似た状態になりやすいということなのかもしれない。
シンプルに怖い。
とりあえず玄米生活に戻してから食べすぎることもなくなり、再開1週間ほどで便通も改善した。さすが食物繊維が白米の約6倍というだけのことはある。
今の体重は52kgほど、私は身長が166cmあるのでまだ身体が重くて仕方ないというほどではないのだが、元々肝機能の値も良くないため引き続き食事には気をつけていきたい。