一次試験(筆記試験)免除者の戦略:筆記試験免除に安心せず、人物評価で確実に合格を目指す!

レトリカ教採学院(教採塾)、学院長の川上です。


一次試験や筆記試験の免除を受けることができた方は、その瞬間に安堵の気持ちを抱くかもしれません。

これまでの学習量が軽減されることから、自然と「やった!」という気持ちになるのは理解できます。

しかし、試験の本質を考えると、この免除が必ずしも有利とは限らないことを理解しなければなりません。

筆記試験が免除された場合、残された戦いの舞台は人物評価です。

この評価が、面接、模擬授業、場面指導といった実践的な試験で決定されるため、免除を受けた者には一層厳しい準備が求められます。

筆記試験の点数でカバーしたり、挽回する余地がない今、即戦力として評価される人物試験での実力が試されることになります。

特に講師経験がない学生や社会人は、指導経験において講師経験者に劣るため、その差を埋めるには徹底的な練習と準備が不可欠です。

「自分はそれなりに面接や模擬授業が上手いだろう」と考えている方も、実際の試験会場では競争の厳しさを痛感することになるでしょう。

教育委員会が求めるのは、筆記試験免除者がすぐに実践できる能力を持っているかどうかです。

筆記試験免除は、試験の一部が省かれるに過ぎませんが、合格のチャンスを広げるわけではありません。

むしろ、人物評価の重要性が格段に増すため、その準備に対する戦略を再考する必要があります。

筆記試験の免除が決定した後も、専門教養や教職教養の学習を怠ることは禁物です。

面接官は、筆記試験免除者に対して、敢えて教職や専門教養について質問することがあります。

また、模擬授業や場面指導、集団討論などでも、学力不足は容易に露呈するため、知識面でも十分な準備が必要です。

講師経験者であれば、実践的な経験で学力不足を補える場合もありますが、学生や社会人枠の受験者にはこれが難しいケースも多いのです。

したがって、一次試験免除を受けた者こそ、人物試験において自身の弱点を徹底的に克服し、合格を手にするための準備が必要不可欠です。

人物試験における勝利のカギは、面接力、模擬授業力、そして場面指導力をどれだけ高めるかにかかっています。

筆記試験免除はチャンスであると同時に、試験のウェイトが人物評価に完全にシフトすることを理解し、しっかりとした戦略を持って準備に取り組んでください。

これからの試験準備は、徹底した演習が重要です。

面接、模擬授業、場面指導の練習を重ね、人物評価で自信を持って挑めるレベルにまで自分を高めていきましょう。

演習量の多さが合否を左右する重要な要素となるのです。

今からでも十分間に合います。

筆記試験免除者が真の合格を手にするために、今すぐ準備を開始してください。

ではまた!

レトリカ教採学院(教採塾)
学院長
川上貴裕

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