アホな同僚や相手に構うことほど、人生ムダなことはないよね。
レトリカ教採学院(教採塾)、学院長の川上貴裕です。
教育界に限らず、民間企業でもあるのでしょうが、真面目で、熱意があって、一生懸命な人ほど、心を病んでしまうものです。
かたや、どうしようもない人(以下、アホ)に限って、「どういうメンタルしているんだ?」、「なんでこんなやつが正規で受かってるんだ!」と思うほど、平然とした顔で、のさばり続けているのですよね。
世の中、理不尽なことばかりです。
最近、受講生さんから、このような相談がありました。
「子育てもあるから、必要なところは事前に管理職に申請して、年休をいただいたり、お迎えもあるから、定時で帰ったりする日もある。ただ、同僚から、『あなたが迎えに行かなくても、家族に任せればいい。あなたは仕事が残っているんだから、そんな暇ないでしょ。』とか『こっちも仕事いっぱいいっぱいなんだから、休まないで。』とか『定時になっても、みんな残っているのだから、少しは考えなさいよ!』と愚痴や嫌みを言われる。」
まぁしかし、ほんとに、バカにつける薬はないというか、法律や権利を無視して、旧態依然とした、ド昭和の価値観を、よくもこれだけ押し付けてこれるなと、同僚や上司に、感心すらします。
受講生さんは非常に真面目で、一生懸命な人なので、何とか、時間を調整して頑張っているようなのですが、最近どうも、心がポキッと折れかけているようです。
上記のように嫌みをこぼす、アホな同僚が、おそらく、皆さんの周りにもいることでしょう。
でも、こんな愚かなアホのせいで、自分の心が疲弊したり、病んだり、最悪の場合、教職を諦めてしまうことになることほど、理不尽なことはありませんよね。
では、こんなアホには、どう対抗すればいいのか。
いえいえ、今日はそんな話ではないのです。
マザーテレサの名言に、
「愛の反対は、憎しみではなく、無関心です。」
という言葉があります。
まさにその通りです。
アホに対して、憎しみをもったり、エネルギーを費やしたり、感情的になったり、帰宅後も脳裏に思い出したりすることほど、人生を無駄にしていることはないのです。
まずは、「自分を変えることはできても、他人を変えることはできない。」という諦観を持ちましょう。
「事情を説明すれば理解してもらえるはずだ・・・」
アホに対して、そんな希望をもつのもやめましょう。
そんな想いすら、もはや暖簾に腕押し。無駄です。
そもそも、相手はアホなのですから、話が通じるとすら、思わないことです。説明をするだけ、労力の無駄です。
人生は短く、そして現代人は毎日が多忙です。
そんな愚かなやつらに構っている暇なんて、本当にないはずです。
さて、
しかしながら、ここで勘違いしないでいただきたいことは、
無関心でいる、相手にしないというのは、無視をする・嫌な態度をとるということではありません。
嫌な同僚や上司に対して、こちらも同じスタンスで接すると、余計に悪化するだけです。
これまた、心を疲弊してしまい、こちらが損をするだけなので、ダメです。
大事なのは、
無関心だからこそ、爽やかに、軽やかに、ニコニコ対応してください。
ということです。
心の中では、「ばーか!」「あほ!」といくらでも叫んでいいですが、それが相手に伝わるような態度を見せてはいけません。
感情的な人は、すぐにこれが前面に出てしまうので、余計に人間関係が悪化するのです。
うまく演じて、こちらに都合のいいように、仕向けていくことが大切です。
あるいは、それでも「嫌いな人の前でニコニコなんてできない。」という人は、教師であれば、教職教養の知識や教育法規の知識を身に付けて、知識武装することが大切です。
教職教養の知識や教育法規の知識は、筆記のためだけではありません。
現場においては、ものすごく大切な要素です。
特に法律の知識を知っていると、相手も反論する余地がないですから、それ以上強くは言ってきません。
先述した、受講生さんにも、
「私があなたなら『仕事もちゃんとこなしていますし、有休は権利ですし、有休の理由を伝える必要すら、本来はありません。』とか、あるいは、『みんなが残っているからといって、私が残る理由にはなりません。仕事は終わりました。そして、定時を過ぎた今、いつ帰ろうとも私の自由ですが、それは業務命令ですか?業務命令であれば、文書で出してください。それを持って、教育委員会に乗り込みますから。』と堂々と言うよ?」と、伝えました(笑)
もちろん、こういう人は、上司からすれば、嫌われるかもしれません。
しかし、それが何だというのでしょうか。
嫌われたからと言って、給与が下がるわけでもないですし、いじめが始まるわけでもありません。
仕事はストレスなくこなしたい。でも、人には嫌われたくない。
そんな中途半端な思いが、自分を苦しめるのです。
嫌われる勇気を持ちましょう。
私は、現在、非常勤講師として、午前中に小学校で勤務していますが、大学で教育法規を教えていることを皆さん知っているので、無体なことは、何一つ言われませんよ。
「先生、勤務時間過ぎたから、早く帰らないと!」って、帰宅を促してくれるくらいです。
そして、席が近くの先生は、業務の中での疑問や、その先生の保護者対応が法律的に問題ないかなども、すぐに私に相談してくれますので、むしろ、仲良くできています。
知識は武器です。知識があれば、向こうからこちらに接してこないので、無関心でいられますし、何より楽ですよ!
教職教養の知識や教育法規の知識を知らないのは、本当に悲劇です。
ということで総括です。
・愛の反対は、憎しみではなく、無関心。
・アホに対して、憎しみをもったり、エネルギーを費やしたりすることほど、人生を無駄にしていることはない。
・自分を変えることはできても、他人を変えることはできない。
・説明すれば理解してもらえるはずだという希望を持たない。
・面従腹背で、ニコニコ接する。
・嫌われる勇気をもつ。
現場のアホに悩まされている人は、ぜひ、連休明けから、こういう思考で臨まれてみてください!
また、田村耕太郎さんの『頭に来てもアホとは戦うな!』という書籍も、おすすめです!ぜひ、読まれてみてください!
ではまた!
レトリカ教採学院
学院長
川上貴裕