ヤマを張る者、合格に至らず。
レトリカ教採学院(教採塾)、学院長の川上です。
最近の教員採用試験の受験者の、目先の合格だけを目指した学び方に、危機感を抱いています。
明日の飯のタネになるもの以外は学ばない。
教採に直接関係の無いものは学ばない。
出そうにないところは、捨てる。
ヤマを張る。
自分で取捨選択をする。
このような受験者が本当に増えたなと思いますね。
例えば、教職教養。
「網羅しようと頑張っても、完全に網羅できないところがある。頑張っても、学問は幅広い、奥が深い、拾いきれないところがある。」
それは仕方ないと思います。
例えば、小学校全科。
「全教科あってキリがないから、とりあえず中学入試レベルまでは、すべて網羅しておきたい。」
百歩譲ってそれなら理解できます。
しかし、
「受験者側から、出ない問題・領域・分野のヤマを張るとか、取捨選択をするとか、おこがましいにもほどがある!恥を知れ!恥を!」
と叱りたいものです。(笑)
そもそもですが、
自分が捨てたところ、ヤマを張ったところが、絶対に出ないという保証は、どこにあるのでしょうか。
これまで出題されなかったから、今年も出題されないと言える根拠は何でしょうか。
実際に、広島県・広島市の試験では、これまで、教育心理・教育史が出題されてきませんでしたが、なんと今年は突然、教育心理が出題されました。
広島の教採のオープンチャットは、大混乱のコメントで溢れていましたね。
どうして、
「これまで出題されなかったからこそ、今年は出題されても、おかしくない!」
と、考えられないのでしょうかね。
この発想にならない時点で、ダメダメだなと感じます。
実は、レトリカは、広島の教採の新しい出題形式に備え、教育心理・教育史を講座でも取り扱っていました。
だから、レトリカの受講生は、みんな解けたと、誇らしげでした。
恐らく、広島の教採で、今年、教育心理・教育史が出題されると予想して取り組んでいたのは、レトリカ教採学院(教採塾)だけだったでしょうね!!!
ヤマを張るとか、取捨選択するとか、教採に関係ないから勉強しなくていいとか、その程度の発想しかないから、いつまで経っても、勉強もうまくいかず、理解できず、大した点も取れず、毎年1次で落ちていくんですよね。
ヤマを張る、取捨選択をする、関係ないものは学ばない。
そんな人たちは、自ら、「学問をしていません!」と恥をさらしているだけです。
これまた、はっきり言いますが、
本当にヤマを張って当たる人、取捨選択をして当たる人は、ものすごい研究や分析を重ねたり、元々ずば抜けて賢い人くらいです。
元々学力もそんなに高くないし、日々の業務の忙しさで、ロクに勉強時間もも確保できていない人が、ヤマを張ったり、取捨選択をしたりしても、失敗するだけなのです。
手前味噌ですが、私は約10年、教職教養の指導や分析、大学での講義などをしてきたので、毎年、教採の出題予想を的中させています。
分析や研究の成果だと自負しています。
今年も、関東、関西、広島など、どの自治体でも、7割以上は、的中させました。
広島に関しては、9割的中していましたね。
受講生からも、「川上さんの予測、当たりすぎて、試験会場で笑ってしまいました。」と連絡が来たくらいです。
分析や研究をすれば、ピンポイントでどこが出題されるか、見えてくるものです。
教育法規に関しては、第〇条という数字まで、どストライク、ピンポイントで的中しています。
ここまで的中すると、本当に気持ちがいいものですよ。
いいですか。
毎年ヤマを張ったり、取捨選択をしたり、関係の無いところを学ばなかったりしている人は、【捨てる】という考えを【的中させる】という考えに切り替えてください。
学問は面白いです。無限に探究していけます。
まずは、
ヤマを張る、取捨選択をする、関係ないものは学ばない。
そんな愚かな考えを、捨てていきましょう。
研究して、分析して、ピンポイントで的中できるようになると、本当に面白いですよ。
そのあと、
「今まで出なかったから、今年も出ないだろう。」という発想を、「今まで出なかったから、もしかすると、今年は出るかもしれない。」という発想に、切り替えていきましょう。
楽しい学問をしましょう。
何から学んでいいか分からない人は、私に相談してください。
そして、教師自らが、子供に誇れないような学び方をしないでくださいね。
これから先は、2次試験に向けて、模擬授業や場面指導の戦略を構築していく時期になります。
どの単元が出題されるか。
どの場面指導が出るのか。
そんなヤマを張ったり、取捨選択をしたりするようなことは、絶対にしないでくださいね!
的中させるくらいの勢いで、いろんなことを分析・研究・吸収してください!
ではまた。
レトリカ教採学院(教採塾)
学院長
川上 貴裕
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