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学びのアウトプット:初めての障害年金請求
年末からこれまで介護や医療のこと、労務や年金、傾聴や対話の仕方、とにかくインプットを多くしてきました。どうも、のぎ@ダブルケア兵庫です。
インプットが多くなること自体はいいのですが、やはり学びは誰かのためにアウトプットした方が自分のためにもなるとつくづく思います。今日は介護で1番感謝されたアウトプットの話です。
私の介護生活の初期は、いわゆる総務や人事の仕事をしていました。そこで働く上でのルールや法律と社会保険制度を知りました。
特に関心をひいたのは年金。ちょうど母親の身体もだんだん動かなくなっていたので、障害年金という制度があることを何となくは知っていました。
家庭と仕事で必要だったため年金のルールや知識をインプットをしている過程で、いよいよ母親の症状も進行してきたため、初めて年金請求(アウトプット)をしました。
・初めて病院に行ったのはいつか
・病歴や離職を余儀なくされた過程を書類にまとめたこと
・診断書の依頼のために当時の主治医にお手紙を書いたこと
どれも初めて経験でした。この診断書や書類で年金がもらえなくなったら生活がどうなるのか、不安でたまりませんでした。おそらく当事者である母親はもっと心配していたのではないかと思います。
年金事務所へ提出する日、近所のマクドナルドで何度も書類を見返したことを今でも思い出しますが、最後はこれまでのインプットと、頼ってくれた家族の想いを信じて提出しました。
半年後、無事に支給されました。その時、母親はあまり呂律も回っていなかったですが、確かに「ありがとう」と伝えてくれたことを今でも覚えています。
その後、年金請求に関わることはたびたびあったのですが、その度に原動力になっているのは初めて携わったときの呂律の回っていない「ありがとう」です。
インプットはもちろん大事なのですが、誰かのためにアウトプットすることで、頼ってくれた方にも、自分にも意味あるものになると信じています。ダブルケアと仕事の両立で時間がなく大変ではありますが、これからも介護や年金などケアを支える制度を学び(インプット)しながら、自分なりのアウトプットを見つけて成長していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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日時 令和7年3月19日(水)午後9時〜午後10時
参加費 無料(通信料は各自ご負担ください)
開催方法 オンライン(zoomを使用します)