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新しい小説を書くために

森鴎外みたいな難しい本を書こうとしてきた。三年ぐらい書いてみて無理だと悟った。かと言って簡単すぎるものは書きたくない。童話や絵本を書けばと言われたこともある。君のものは作文だよと馬鹿にされたこともある。何を言われても自分の追求する作品を書きたくて十年近く取り組んできた。その中で得た一つの直観に似たものは人間は自分の想像力以上のことは考えられないということだ。芥川龍之介賞という普通なら考えるはずもない無理難題を達成すると言い張った時拒否反応のように君には無理だと言う。自分のやったこと以上のものは考えたくないし考えられないのが人間だ。お前は俺らと同じだ。同じ穴の狢だ。と、言うことで安心感を得る。この世界で芥川賞をとれると思っているのは僕だけだ。星野源さんの音楽で目覚めた。人生は喜劇だ。本当に望んでいる夢は叶わないからいいのかもしれない。僕の本当に望んでいるものはなんだろう?世界の平和だ。芥川賞は手段にしか過ぎない。本当は国連難民高等弁務官になりたい。この十年間で文学的造詣が深まった。たくさんの小説を書いたし、戯曲を作ったりした。今回書いているもので新人賞をとりたい。そのために必要なことは書くこと、人の心を知ること、自分を客観視すること、この三つだ。ロジックとして小説を書くことができれば賞に一歩近づくと思う。誰もやったことがないこと、誰も到達したことのないところ、そこまで達成したい。僕のスペックは高くはない。だから信念を貫き通すしかない。

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木下雄飛
noteは毎月更新しています。東京を歩くたびに僕の世界はアップデートされています。その日本一の都市で日々起こる日々の現象を描いていきます。お気に入りの記事があったらいいねコメントしてください。