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今までの自分をしっかり理解して、未来の自分につなげる / 松本京眞

みなさん、こんにちは!
XやGoogleなどの広告運用の仕事をしている社会人2年目の松本です。

Daysでは外部講師を招いたコーチング研修を行なっており、私も2023年11月から2024年10月まで一年間ほど研修を受けさせていただきました。

今回は、私がコーチングを受ける前に感じていた壁とコーチングを受け終えた今、考えていることをお話しできればと思います。


社会人になってぶつかった壁

私は、窓を開けると大きな富士山が見えて、通学路は山に向かって川沿いを自転車でひたすら漕いでいく感じの田舎出身です。

そんな自然豊かなところで育ちましたが、父親の影響で小学生のころからマンガが好きで、外でサッカーするよりも暇があればマンガを読む子どもでした。

マンガを読むとその作品が好きになり、そのキャラが好きになる。
グッズ欲しい!イベントに行きたい!
グッズを買ったり、イベントに手軽に行けるのはどこか?
東京に上京するしかない!

という不純な動機で東京の大学を目指し、勉強をし始めました。

当然、東京の大学に行くにはそれなりに良い成績を残し、テストで結果を残すことが重要となってきます。

私は英語は得意だったのですが、最低偏差値30を出したこともあるくらい数学が苦手。点数が悪いと先生から説教され、親からも勉強しなさいと口酸っぱく言われていました。

親や先生に褒められた方が自分のメンタル的にも楽だと感じ、成績を上げて苦手な科目、分野を減らすために問題演習・復習をこなしていきました。受験期には1日15時間勉強をしていたときもあったほどです。

結果、数学もそれなりにできるようになり、晴れて大学に合格。夢の東京でのキャンパスライフがスタートしました。

大学では、マーケティングを専攻しながら、必修で大学数学を学んだり、中国語を学んだりしていました。

私はせっかくのキャンパスライフを楽しもうと考えていました。

しかし、周りの同期の中には「起業した」「来月留学する」「公認会計士の試験勉強する」など、大学がゴールではなく、その先を見据えて行動している人が多く、自分も何かやらなきゃいけないという焦りが出てきました。

一方、自分はやりたいことがはっきり見えず、なりたい自分もわからず、大学でもとにかく良い成績を取ろうと、高校時代から引き続き授業や勉強を頑張る日々を送っていました。

いざ就活となり、自分が好きなマンガ・アニメと自分が学んできたマーケティングの知識を活かせる会社を探していたところ、それがピッタリマッチしたのがDaysだったため、入社しました。

Daysに入社してからは、毎日違うジャンルの案件が数多く舞い込んできて、それを裁いて行くうちにどんどん月日が経っていく充実した毎日を送っていました。

ただ、入社して半年。ひとつ疑問が出てきました。

「自分が当たり前だと思ったことが評価されるのはなぜなんだろう?」

自分の中でこのくらいやって当たり前と考えていたことが上司や先輩に褒められる。褒められて嬉しいのは確かだったのですが、自分では何が良かったのか分からず、腑に落ちないモヤモヤが続いていました。

そんなとき、上司から推薦されてコーチングに参加することになったのでした。

コーチングを受けて変わったことと気づき


コーチングでは、自分の中で大きく分けて2つの目標を基に取り組んでいました。

1つ目は「既存の業務にプラスになるスキルを身に着ける」ということです。

広告運用は、日々広告の管理画面の数値を見て、レポーティングし、目標に対しての達成度はどうか?達成できそうになかったらどう改善していくかを考えていく仕事です。

つまり、他の人が持ってきた案件を効率的に裁くことが運用に求められていることになります。

既存の広告運用にプラスになるのは、「より効率的に案件を裁く」ことになっていきます。

「より効率的に案件を裁く」ために、タスク管理の方法を見直したり、上司やクライアントから仕事を振られるときに納品形態が間違っていないかしっかり認識のすり合わせをする方法を教えていただきました。

意識して実践していった結果、タスクを消化できる速度を上げることができ、しっかり認識のすり合わせをすることで、ミスで生まれる余計なコミュニケーションコストは減らせていると感じます。

2つ目は「本当に自分のやりたいことは何か見つける」ということです。

大学時代は活発な同期を見て焦り、すぐにできる「大学の授業を頑張る」をやりました。また、ざっくり自分のやりたいマーケティングの仕事とざっくり自分が関わりたいアニメ・マンガに携われると考え、Daysに入社しました。全体的にやりたいことがざっくりしていて、具体的には決まっていませんでした。

まず、「ざっくり」という点を因数分解していきました。

コーチングでは、「やりたいことをなぜやりたいのか?」という質問に対して私が回答していくことを繰り返していきます。最終的にコアとなるものは何なのかというところを深めていく作業をしていきました。

なぜ?なぜ?なぜ?を繰り返していくうちに、自分のやりたいことの根幹にあるものが出てきます。

私の場合は、「誰かが喜んでいる顔」を見たいというのが根幹に存在していることがわかりました。

次にどういうことをやっていきたいか?という質問も繰り返していきます。

ディレクター・マーケター・新規事業・人事・AI…。1日前、1週間前、1ヵ月前とどんどんやりたいことが変わっていきます。バシッと決まらないのはそれぞれ具体的にどういう業務が存在するか知らないからであり、また深めていく作業が続いていきます。

なかなか自分のやりたいことが定まらないので、質問を変えて考えてみることになりました。

「あなたが○○年後、やっていなくて後悔していることは何?」

後悔しているかもしれないことを書き出していくと自分が潜在的にやりたいことが見えてきます。蓋をしているやりたいことを言語化することができ、自分がやりたいことの解像度が入社時よりも高くなり、道も見えてきたと思います。

また、付随するように「自分が当たり前だと思ったことが評価されるのはなぜなんだろう?」という疑問にも1つの答えが見つかりました。

それは学生時代、他者評価・他者比較でずっと動いてきて自己評価をしてきたことが大きいということです。

これまで「悪い点数を取って、先生や親に怒られることが嫌だから勉強を頑張る。」「同期が能動的に行動しているから、自分も何か行動をする。」のように、常に他者評価・他者比較で動いてきました。

点数・成績という形で絶対的で分かりやすい他者評価をされます。他人とも比較しやすく、過去の自分とも比べやすく、良し悪しがはっきりわかります。

しかし、社会ではそのようなわかりやすい指標なんてありません。

会社によって評価軸は違うし、上司によって評価の仕方も変わってきます。そのため、分かりやすい他者評価の中で生きてきた自分とのギャップが生じて、疑問が生まれたと感じます。

褒めていただいたのであれば、素直に自分を褒める。他の瞬間でも自分が自分を評価していく視点を持てば、よりポジティブに考えていくことができるのだと思います。

将来の自分が後悔しないように


コーチングを受けたことで、業務の効率化や人に物を伝えるためのやり方を学び、自分のやりたいこと、そもそも自分自身は何者かを振り返る良い機会になりました。

正直、今もまだバシッと一直線にやりたいことが決まっているわけではありません。いまだに先週やりたいことと今日やりたいことが違うこともあります。

不連続的な成長曲線を描くには、ひとつに速く絞りたい気持ちもありますが、将来の自分が後悔しないように、できない理由を探す前にやりたいことはやってみる、ちょっとでもいいから0を1にしてみることを意識して、社会人生活を楽しんでいこうと思います。

また、定期的にコーチングで学んだ自分を見つめなおす方法を実践し、一度きりの人生を後悔なく過ごしていきたいです。

▼入社一年目の頃に受けたインタビュー記事はこちら

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