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「誰かのために」を原動力に。Days創業期から歩んできた未経験者のキャリア

株式会社Daysの社員は、自分なりの「OMOROI」を見つけ、「最高の思い出になる」ことを目指して日々働いています。

そんな社員一人ひとりの“キャリア”にフォーカスを当て、どんな「OMOROI」を見つけてきたのかを紐解く「OMOROI CAREER」。

第一弾は、創業期の2018年に未経験で入社し、現在はブランドチームのリーダーを担当している、沼田優理子 です。

本記事では、彼女自身でキャリアを振り返りながら、仕事への向き合い方や行動力の源泉、そしてこれからの展望を語ります。

沼田優理子 
プロモーションディビジョン プランニングユニット
ブランドセクション リーダー

大学卒業後、約2年間の接客業を経て、2018年にDaysに入社。広告運用チームでの業務をメインに行いながら、お客様窓口対応やコンテンツディレクションの業務も携わる。福岡オフィスの立ち上げを経て、現在はプロモーションディビジョンのブランドチームのリーダーを担当。


「この人と働きたい」という直感から


私がDaysに入社したのは、会社が創業間もない頃でした。

2018年当時、たった4名の小さな会社だったDaysに、私は5番目の社員として加わることになります。前職は眼鏡店での接客販売。広告の知識も経験もない状態からのスタートでした。

転職を考えたきっかけは販売職特有の悩み──給与面や休暇の取りづらさでした。特に計画を立てて転職活動をしていたわけではありませんでしたが、ある時、学生時代の友人を通じてDays創業メンバーのひとりである川野と出会い、3人で飲みに行く機会がありました。

その時の川野の人柄に強く惹かれたことを、今でも鮮明に覚えています。

数日後、実際にオフィスに伺って代表の西端とも会いました。広告代理店が具体的にどんな仕事をするのかも分からないまま、シンプルに「面白そうな人たちだな」という印象だけで入社を決めたのです。当時のフェーズでなぜ未経験の私を採用してくださったのか、不思議に思いますが、今思えばお互い相当チャレンジングな決断でしたね。

「できない」と言ってはいけない

▲川野(写真右から2番目)との一枚

入社当初の私は、文字通り本当に何も分からない状態でした。

PCの基本的な操作すら覚える必要があり、Ctrl+Cでコピーができることを川野に教えてもらった時のことは、今では笑い話になっています。入社前の2ヶ月は、前職の休みを使ってDaysに出社し、基礎知識や用語を覚えることから始めました。

最初の1年は、川野の後ろをずっとついて回り、分からないことを片っ端から質問する日々、、創業期で皆さん本当に忙しい中、私の質問に全て答えてくださいました。決して優しくはなく、むしろよく怒られましたが、それでも付き合ってくださったことに今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

印象に深く残っているのは、入社して間もない頃のエピソードです。

あるクライアントに「それは難しいです」と言ってしまい、川野に強く叱られました。

「代理店として絶対に言ってはいけない言葉だ」と。

それ以来、どんな要望でも「やり方を考えてみます!」と返答するように心がけています。

また、川野がメインで担当していた案件で、私も同席させていただいていた時のことです。

ある時「次から沼田がメインで」と任されましたが、私の対応が悪くクライアントに強く怒られ、すぐに川野に交代することになってしまいました。

しかし、その後も徐々に任せていただき、現在では完全に私がメインで担当させていただいています。実はこの案件は今も継続していて、Daysで最も長く続いているお取引の一つとなっています。

想定外の福岡支社立ち上げという挑戦


入社から3年ほど経った頃、大きな転機が訪れました。

もともと取引のあった企業さんとの協業が拡大し、九州での展開を考えることになったのです。

最初は冗談のような会話から始まりました。

川野から「来月から福岡に住める?」と聞かれ、半分冗談だと思って「いいですよ」と答えたのですが、気がつけば本当に1ヶ月後には福岡に引っ越していました(笑)

当時、社員数は30人程度。私ともう1人のメンバーで福岡支社の立ち上げに向かいました。

ミッションは、協業先の企業が持つ九州の案件を引き受けながら事業を拡大し、現地採用も進めて自立したオフィスにすることでした。基本的には協業先への出向という形で、九州に籍を置きながら、Daysのレンタルオフィスで業務を開始しました。

▲福岡メンバーとのBBQにて

最初の半年は本当に大変でした。

知り合いもいない土地で、しかもコロナ禍。オフィスでは知らない方々に囲まれ、仕事量も多く、プレッシャーも大きかったです。でも会社は私の状況を見て、優秀なメンバーを送り込んでくれました。

その後、現在は執行役員になっている小林など、現地採用も進み、少しずつ軌道に乗せることができました。

特に社内営業では、関係性がとても重要でした。まず相談してもらえるポジションに行かなければいけないという思いから、協業先の方々と積極的にコミュニケーションを取り、飲み会にも参加しました。向こうの方々にとって分からないことも多かったので、丁寧に説明し、信頼関係を築くことを心がけました。

変わるものと変わらないもの 


入社した頃と比べると、会社の規模は大きく変わりました。

10人程度だった頃は、誰が何をしているか全員が把握できていて、誰かが大変そうだったら自然とサポートが生まれる、そんな空気感がありました。

今は80人規模になり、チーム制になって、全員の動きを把握することは難しくなってきています。少し寂しさを感じることもありますが、それは会社が成長する過程では避けられないことだとも理解しています。

ただ、変わらない部分もたくさんあります。
特に西端や川野の「面白そうだからやってみよう」というスタンス。


規模が大きくなっても、お二人との距離感が変わらないことは、私にとってとても大きな意味があります。また、新しいことにチャレンジする文化も健在です。「この案件やりたい人いますか」という声かけに対して、手を挙げる人が多いのも、“Daysらしさ”の一つだと感じています。

今でも大切にしているのは、「誰かのため」という思いです。

会社の利益のため、クライアントの成果のためというよりも、「この人が困っているからサポートしたい」「あの人の新規事業を手伝いたい」という、より個人的な動機で動くことが多いんです。これは入社当初から変わっていない、私の中核にある価値観かもしれません。

来年から新しく4名のチームのマネジメントを任されることになりました。

東京と福岡に分かれているメンバーをまとめていくのは簡単ではありませんが、この「誰かのため」という思いを大切にしながら、チームづくりを進めていきたいと考えています。

仕事は人生の大半を占めます。

だからこそ、チームのメンバー一人一人が「このチームで働くことが楽しい」と感じられる環境をつくっていきたい。

それが今の私の一番の目標です。

Daysには創業期から、家族のような、部活のような一体感がありました。「誰かがやるだろう」ではなく、「自分がやろう」という姿勢を持つ人が多く、それが会社の文化として根付いています。規模が大きくなっても、この空気感は大切にしていきたい。

そして、これからも新しいことに挑戦し続ける、そんな会社であり続けてほしいと思います。


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