転職してわかった大手広告代理店とDaysの違いについて-秋山大地 -
こんにちは!Daysの秋山と申します。
新卒から大手広告代理店で7年半働いたのち、転職を決め、2023年9月にDaysに入社しました。
広告業界内での大手からベンチャーへの転職はあまり聞かないパターンかなと思ったので、この記事では、僕なりに大手広告代理店とDaysの違いを比較してみます。
ちなみに「転職して良かったか?」と聞かれることが多いのですが、今はまだ【正直半々】くらいの感覚です。従って僕は大手もベンチャーも経験しながら、大手派でもベンチャー派でもない立場だと思っています。
この記事が下記のような方に少しでも参考になれば嬉しいです!
Daysを含め、広告代理店の仕事に興味がある
大手とベンチャーの比較に興味がある
転職の経緯
転職の経緯はとてもシンプルです。
それは、新卒の時に僕の指導係についたのが、今のDays取締役の川野だったからです。
社会人2年目の8月、川野に「いまの会社を辞めてDaysを立ち上げる」と言われました。川野との仕事は楽しかったので、率直に「川野について行きたい」と思いました。
しかし、当時の僕は社会人経験が浅く、これといった強みもなかったので「今すぐDaysに行っても貢献できない」と判断し、そのまま会社に残ることを決めました。
そこから自分なりのロードマップを作り、それを消化してから6年越しにDaysに入社しました。
大手広告代理店とDaysの比較
ここでは
業務内容の違い
求められるスキルの違い
の2点で比較します。
大手広告代理店について
大手広告代理店は組織が巨大で、多数のグループ会社・子会社を有しています。そして、1つ1つのプロジェクトの規模が大きく、それを成功させるために本体の広告代理店が中心となり、複数の関連会社や得意先を巻き込みながら案件を進めていきます。
つまり、本体の広告代理店の業務は【プロジェクトマネジメント】だと思います。
例えば、1つのプロジェクトの中にTVCM、イベント、メディアタイアップの3つの施策があった場合を考えてみます。TVCMのためのクリエイティブは制作会社が制作し、イベントはイベント会社が運営し、メディアタイアップは媒体が記事を作成し掲載します。そして、各施策が正しく目標に向かっているかをマネジメントするのが、本体の広告代理店の役割になります。
従って、大手の広告代理店で働く際に求められるのは、多くの人を動かすためのコミュニケーションスキル(いわゆるソフトスキル)だと言えます。
Daysについて
Daysが持つ機能は【ディレクションから制作までの一部始終】です。
Daysは組織としてはまだまだ小規模ですが、一人一人の専門性が高いことが特徴です。
例えば広告クリエイティブの制作の場合、クライアントに向き合うフロント、社内の制作チームに指示を出すディレクター、その指示に従って制作するデザイナー、というように制作に必要なスペシャリストが揃っているので、社内で一部始終を完結させることができます。
つまり、求められるのはより具体的な専門スキル(いわゆるハードスキル)だと言えます。
まとめると、大手は「プロジェクトマネジメント」のための「ソフトスキル」が求められ、Daysは「ディレクションから制作までの一部始終」を社内で完結するための「ハードスキル」が求められる。これが、転職して1年強になる僕が感じている違いです。
広告代理店の新しい仕組みを作る仕事
最後に、今の僕の仕事について説明させてください。
僕が今行っている仕事は一言で表すと事業開発になるのですが、目指しているところは【広告代理店の新しい仕組みを作る】というところになります。
目指そうと思ったのは、広告代理店の人間として感じた「物足りなさ」がきっかけです。おそらく、同じことを感じている広告マンは結構いるのではないかと思います。
それは、広告代理店は文字通り”代理業”なので、扱う商品はあくまで「自分の商品ではなくクライアントの商品」であることに対する物足りなさです。
広告代理店は、クライアントから広告掲載費を預かり、その手数料で利益を得ている会社です。
言葉を選ばず言うと、その広告の良し悪しに関わらず利益を得ることができます。
もちろん、担当している人間は本気でクライアントに貢献しようと日々汗をかいていますが、極端な話、広告の効果が薄くても、直接的なダメージを受けるのはクライアントだけです。そこに無責任さと物足りなさを感じていました。
そこで今は、従来の手数料ビジネスではなく、クライアントと共同で事業を立ち上げ、レベニューシェア(売上を折半)することで収益を上げる広告代理店の新しい仕組みにチャレンジしています。
転職して1年、ローンチまで進んだ事業もあれば、構想段階で壁にぶつかり消えていったものも無数にあります。
一日でも早く「転職して100%良かった!」と思えるように、クライアントと一蓮托生で頑張っていきたいと思っています。
もし、この記事を読み同じような思いを頂いてくださる方がいましたら、是非一緒にお仕事させてください!
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