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これ以上学ぶことがない日まで - 越境を続ける新卒クリエイターの軌跡
株式会社Daysの社員は、自分なりの「OMOROI」を見つけ、「最高の思い出になる」ことを目指して日々働いています。
そんな社員一人ひとりの“キャリア”にフォーカスを当て、どんな「OMOROI」を見つけてきたのかを紐解く「OMOROI CAREER」。
今回フォーカスするのは、創業期の2018年にインターンとして入社し、2020年に新卒入社。未経験からクリエイティブ職を経てジョブチェンジも経験している、林駿太郎です。
本記事では、彼自身で新卒キャリアを振り返りながら、仕事への向き合い方や行動力の源泉、そしてこれからの展望を語ります。
林駿太郎
進行ユニット ディレクター
2018年にDaysにインターンとして入社。2020年に新卒入社後、クリエイティブチームで3年間の経験を積み、2023年からディレクターチームに所属。27歳。
原点は大学受験の挫折から
「このままではいけない」
大学受験の結果を受け取った時、強くそう感じました。
希望していた大学には入れず、周りの友人たちとは違う道を進むことになったのです。でも、その挫折が私の原動力となりました。
みんなと同じことをしていては、自分の道は開けない。そうした思いから、大学1、2年生の時は資格の勉強に励み、3年生になると周りより早くインターンシップを探し始めました。
探していたのは、1日だけの説明会型のインターンシップではありません。実務経験を積める、本気の長期インターンシップでした。
元々エンターテインメントが好きだったので、広告代理店とアニメ・ゲーム関連の企業をWantedlyで探していたところ、Daysという会社を見つけました。マンションの一室で4人程度という小規模な会社。
しかし、その規模の小ささが、かえって可能性を感じさせました。
インターン1週間目で任された新規事業
「VTuberの運用をやってみない?」
入社してわずか1週間。思いがけない話をいただきました。
新規事業として始めるVTuber事業の運用を任せたいというのです。当時、YouTubeや動画コンテンツは明らかに成長市場でした。動画編集のスキルを学べるチャンスだと思いました。
会社には動画編集ができる人材がいなかったため、すべてが手探りでした。与えられた仕事をこなしながら、検索などを駆使して動画編集の技術を独学で学びました。
結果的にこの新規事業は収益面での課題から終了することになりましたが、身につけた動画編集のスキルは、後の広告制作の仕事に大きく活きることになります。
Daysのインターンとして夢中になって働いているうちに、就職活動の時期がやってきました。
多くの学生が企業説明会に足を運び、面接に臨む中、私は違う選択をしました。きっかけは、ある日の出来事です。
Days役員の西端さん、川野さんと飲みに行った時、お二人から「うちに入らない?」という言葉をいただいたのです。
他社の面接も受けた方がいいとアドバイスをもらいましたが、私は即座に決断しました。
代表から直接スカウトされることは、大手企業ではまずありえません。とてもありがたく、その言葉に込められた信頼を強く感じました。既にインターンとして実務経験を積んでいる時間を、面接の準備や実施に使うよりも、Daysでより多くの経験を積む方が自分にとって価値があると考えたのです。
大学生のインターン時代、今でも鮮明に覚えている出来事があります。まだ動画制作の技術も未熟だった頃、重要なコンペの提案が迫っていました。
会社のメンバー4人ほどで朝まで資料を作り、私にも重要な役割を任せていただきました。皆が同じ目標に向かって必死で取り組んだあの時間は、今でも大切な思い出として心に残っています。
クリエイターからディレクターへの挑戦
クリエイティブチームでの3年間で、静止画、動画、サイト制作など、様々なクリエイティブワークを経験させていただきました。フロントエンドのコーディングまで携わる機会もありました。
社内で動画制作のできる人材が増えてきた中、私も次第に案件の管理的な立場を任されるようになっていきました。その頃、会社にはお客様の窓口となれる人材が不足していることを知り、自らディレクターへの転身を志願しました。
実際にディレクターとして仕事を始めてみると、その難しさを痛感します。提案から企画、キャンペーン終了後の報告まで、すべての工程に責任を持つことの重さは想像以上でした。一方で、これまでのクリエイティブ経験は、社内のクリエイターとのコミュニケーションで大きな強みとなっています。
「一つの分野では、必ず自分より優れた人がいる」
そう考えた時、私は気づきました。複数の分野のスキルを組み合わせることで、独自の強みを作れるのではないかと。専門性を極めることも素晴らしいですが、私は新しいことにチャレンジし続けるタイプだと自認しています。
Daysの魅力は、そんな私の挑戦を支援してくれる環境があることです。年齢に関係なく裁量が大きく、失敗しても必ず上司がバックアップしてくれます。その安心感があるからこそ、常に新しいことに挑戦できています。
これ以上学ぶことがない日まで
27歳になった今、私は30歳までをスキルの幅を広げる期間と位置付けています。
現在は新たに任された「育成」という役割にも挑戦中です。これまでの技術的なスキルとは異なり、マネジメントには終わりがないと感じています。しかし、この経験も必ず自分の糧になると信じています。
30歳までの経験を通じて、自分が本当に情熱を注げる分野を見つけられたら、そこに集中していきたいと考えています。それがマネジメントの道なのか、また別の道なのかは、これからの経験次第です。
ただ一つ確かなのは、「この人と一緒に仕事がしたい」と思われる存在であり続けたいということ。それは、インターン時代から変わらない私の価値観です。
「Daysを辞めるとすれば、それは"これ以上学ぶことがない"と感じた時」
そう言い切れるくらい、まだまだ新しい学びと挑戦への期待を持ってDaysで働いています。ジェネラリストとしての道のりは、まだ始まったばかりなのです。
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