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なんやかんやで適応化上手マン世代

世界が通常運転時には地獄のミサワぶっている
アーバンビジネスパーソン共(私も含む)が、
この期に及んで、
有り余るほどの時間が出来たはいいものの、
時を持て余し、
みぞみぞしている都会人がわんさかnoteを始めたり、youtubeを始めたり、
大して美味くもないだろうバナナケーキを焼いてはインスタにアップしたりしているのを横目に、
ここは長いものに巻かれてみよう(どうせ暇だし)と、noteを始めてみました。


振り返ってみれば
92年におぎゃーと産まれたときにはすでにバブルが崩壊直後の、御歳28歳。


その後、やれテロやら、震災やら、リーマンショックやら、割と暗い時代を個人的には明るく生き抜いてきた気がする。
大体の思い出は振り返ってみても、香ばしいし輝かしい。
青春の曲は?青春の思い出は?
と、聞かれても即答出来るぐらいの、
リア充スクールライフは送ってきたような気もする。
暗い時代に、テンション高くいれるバカでよかったね?と、あの頃の自分に言いたい。


昨今、
景気がわりぃ、わりぃ、と、ニュースになるものの、
逆に、「景気が良い」を味わった事がない為、
「わりぃ」ほうが、デフォルトっちゃ、そうだ。

銀座シックスで、
息を吸うようにFENDIのカバンをばこすか買う中国人カップルを、
横目に、「高収入、副業」と、検索窓に打ち込み、いかんいかん・・!と、したことはある。

とはいいつつも、
やぁーっと年号も変わり、
時は東京オリンピック。

これはさすがに楽しみ…!
伝説のジュリアナ東京とか復活すんのかな…?
よく知らないけど、リニアモーターカーとか解禁しちゃったりするの?
大阪⇆東京、夢の1時間実現…?

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って時に、こうなる。fuckin コロナ。

まぁまぁな不幸慣れをしている我々ゆとり世代でも、こればかりは寝耳に水である。


オリンピックが延期になるか否かのニュースの時期に、
ちょうどNetflixでは、
古き傑作アニメのAKIRAが公開され、
あらゆるシーンのシンクロ具合に鳥肌が立った。

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これまで、この世においての怖いものランキング(個人調べ)では、

1位:鳩、2位:おばけ、3位:人間の憎悪

で、あったものの、
確かにウィルスも怖いなと知らしめられた。


コロナ初期当時

確かに冷やかした。
なーにが、ウィルスだよ。
手洗ってりゃ大丈夫よ。
と、居酒屋で友人とクダを巻いていた。

徐々に、株や日経新聞を一切手にした事のない私でも、
いよいよ経済やばくね?ぴえんじゃね?と、
思うほどにわかりやすい影響が出てきた。


大好きなNYに、人っ子一人歩いてない。
というか、出歩けない。
タイムズスクエアには、小さなテントが沢山張ってあって、そこには病院で預かり切れない死体を安置している。と、
ひょうきん者のアメリカ在住の友達から
泣きながらzoomが来たあたりから、
これは、、まずい、、。となった。


幸い、早期にコロナ患者が勤め先で発生した(完治済み)
ということから、
3月初旬からは、完全在宅勤務が要請され、
いよいよ在宅生活2ヶ月目に突入しようとしている。


人生初の在宅勤務(強制)

私がもう少し出来た人間だったらこれを機に…!と、何か資格を取るなり、勉強するなり、世界を変えるためには?みたいな胡散臭い書籍にも手を出していたであろう。

最初の一ヶ月で身につけた技は、
最小限の業務タスクを最速(午前中)で片し、Netflixに没頭し、
旨い煮込みを夕方から煮込み、
19時から酒を飲むという、定年間近の親父先取り術だった。

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SNSには、
#宅トレ 、とか、#丁寧な暮らし、#バナナケーキ焼いてみた☆ とかで、
溢れていたものの、
私からしたら、帰宅後、嵐のように家事や残った仕事を片付けて、
Netflixを観ながら寝落ちする日々の生活からしたら、
煮込みを2時間ぐつぐつ煮込める時間を確保できただけで充分に丁寧な暮らしだった。


それでもこの時点では、
持ち前のなんとかなる精神を発揮し、
まだ週に1度は、
こいつからなら移っても文句は言わない、ズッ友卍と呼べる仲間とは会っていた。
今思えば、お前がズッ友に移したらどうするの?と、猛省している。


そして、ついに、百合子が敏腕ぶりを発揮して、
有無を言わざるを得なくなった安倍さんが緊急事態宣言を発動。

緊急事態宣言が発動される時代に私は28歳か。
息子は8歳か。
この先の世界はどうなるんだろう。と、
恐怖を超えて、この辺りから、ひとりwithコロナ開き直り戦法が始まる。

スーパーに買い出しに行くと、
わかりやすく日本の縮図が見れる。

ビニール手袋&マスク&透明メガネの徹底マン

VS

俺は絶対かからない、マスクもなしで素で勝負マン。


が、混在している。

小型のアルコール消毒とマスクを持ち合わせている自分は、
あー、一応一般中の一般の価値観の中で生きてる超スタンダードノーマル人間なんだろうな、と、実感する。

人間がどんなに右往左往しようが、
暖かくなってきたから、スーパーにはスイカが並ぶし、公園には椿が咲く。四季は巡る。

そして、暇を持て余すと人間ろくなことしない、と思っていた価値観が根底からひっくり返されたのが、「オンライン飲み」だ。

この3週間、振り返れば毎日のようにオンライン飲みをしている。

どこまで行っても人間は繋がりたいんだな。と、心底思う。

疎遠になっていた友達。
自粛直前まで会っていた友達。
好きな人。
学生時代の仲間。

誰と話していたって、楽しいし、愛おしいのだ。

別につながっている間ずっと話しているわけでもない。
ご飯作りながら、洗濯しながら。
ごめん、トイレ!お風呂!お酒切れた買ってくる!と、
数時間席を外す事もある。

それでも、繋がりたいし、
また直接会える日が更に楽しみになる。

というか、こんなことになる前に貴方達とオフラインで出会えていて本当によかったな、と思う。

こんな時代だからって、
言い訳出来ないほどの大事な人に既に出会えていて、
それを、さらに気付く機会が与えられていて、
じゃあ今、辛抱したら、この後どれだけやっていけるのかしら?☺️
と、一周回って楽しみになってきている。

未来が見えない!!っていうけど、
思えば、いつだって見えなかったよね。

パニック映画で散々辛抱した後、
俺はもう限界ダァ!!とりゃあ!!と真っ先に大胆な行動をした奴から死んでいくっていうのは100年前からお決まりのシナリオだから、
もう少しおとなしくして、いよいよバナナケーキも焼いてみようかな。


夜明けが楽しみだな〜。



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