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愛した人へ

君がこのメッセージをいつみるかは分からないけど、今日から未来の君にメッセージを書いてみるよ。

 まず知らない場所に一人で来て今までずっと走ってきた君、本当にお疲れ様。小さなことからも学びの多い君だから、この場所で物凄く多くのことを学んで強くなったんじゃないかな。
生きることの大変さを学んだよね。次から次へといろんな荒波が私たちの船を襲ってきたよね。でも私たちはちゃんと舵をとって落ちずに旅を続けているね。もしかして今では そのように襲いかかる波さえもスリルとして楽しめるようになったんじゃない?笑



まず、君に伝えたいことがある。

 君が自分で自分のことをどう思っているのかはわからないけど、私から見れば君はとっても強くて芯のあるかっこいい人間だよ。君は私にいつも大きな愛を与えてくれて、自分自身を愛することにも自信を持たせてくれる。外の世界にも沢山連れていってくれたし、私の知らないことを知っている、私のできないことができる。そして、自分自身を愛している。そのようにしっかりと芯のある強い人。そんな内側から滲み出る強さが私に安心感と安定感を与えてくれる。lovelyという言葉が1番似合う人。そんな君と一緒になれて、私は本当に幸せだと思う。

 
 以前の私は「私なんか」と自分を後回しにし、自分が幸せなことより他人が幸せなことが嬉しいと思う癖があった。私の考えや意見などはどうでもいいものだとさえ思っていた。そんな私の考えていることを、君は一度も否定せず、理解しようとしてくれた。それが私にとっては涙が出るほど嬉しかった。正直、家族でさえも私を理解しようとしてくれなかったし、むしろ否定されてばかりだったと思う。だから君がそのように温かい人間で、自分から後ろに下がっていっていく私の手をぎゅっと掴んでくれて本当によかった。だから毎日一緒にいてくれて本当にありがたいし、幸せだよ。



 これからの人生の全てを君と共に過ごすことができないのがとても残念だけど、私はそれを決して恐れてはいない。なぜなら、どれほどその人を愛しているのかが分かるのは、離れた時だと思うから。その人の進む未来を応援し、幸せを願えるかどうか、それでわかると思うから。だから君と離れた後の私が実は少し楽しみだったりするんだよ。勿論、そのようにあるためには相当強くなければいけない。とても負荷がかかることだろう。その重ささえも抱えて耐えることができなければいけない。
 でも、もしかしたら私はその重さを抱えたままスクワットができるほど強いかもしれない と思っている。君を抱えてスクワットをしたことがあったでしょ?笑 その時、窓に映る私は小さく見えたが、確かに強さを備えていた。だから私ならそうやって強くいられるだろうという自信がある。つまり、君のことを愛しているという自信がある。


藤井風の「愛されるために愛するのは悲劇」という歌詞がとてもよく理解できるよ。

 
 このように「愛する」ということを学び、自分という存在を愛する方法も少しずつ分かってきた。辛い時も悲しい時も、楽しい時も、不安な時も、どんな時も味方してくれるのは自分自身。だから、ひたすら自分と話をして心を優しく撫でてあげる。心の中にもう一人自分がいて、その私が常に私の味方なんだと感じてみる。どんな時も私だけが人生を共にし、話し相手になってくれる。他人や物事は思い通りに動かせないが、自分だけはそうすることができる。だから、そのようにして私は自分を愛するんだと思う。


 とにかく、毎日ありがとうの気持ちを伝えても足りないほど、君からは多くのものをもらったよ、改めてありがとう。20代初期という貴重な時期を私とともに過ごしてくれてありがとう。美味しいご飯を食べて、沢山寝て、沢山笑って毎日健康に過ごしてください。愛してる。

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