見出し画像

もうすぐ4年生!ICUのリアル ①国際性

今回からはICUを志望校として考えている受験生にぜひ読んでいただきたい内容です🙌

”入学前と後でイメージはどう変わった?”
”達成したかったことはどれくらい実現できた?”
”正直、ICUに入って正解だった?”

入学前にはどこを見てもわからなかった、ICUのリアルについてお話ししていきたいと思います

書きたいことが多すぎて一つでは
到底収まらなかったのでシリーズ化ですかね!
今回は第1弾!

個人的にはこれが一番知りたかった!!ということばかりなので、これでみなさんの疑問が少しでも解決できればいいなと思います🌷

私の目から見た感想、的な部分が大きいので、これが見えるものすべてではなく、また書かれたすべてのことに関して悪意は一切ありませんので、その点ご了承下さい🙇‍♀️



疑問①どれくらい国際的?

1つ目はやっぱりこの質問からですかね!
ICUを志望するみなさんの中には留学したい、英語を学びたい、など国際性を重視している方も多くいらっしゃると思います🌍

実際私もその一人で、受験終了後帰国子女や留学生ばかりと聞く早稲田の国際教養学部SILSと入学を迷った際、双方の留学生数や出身国などを調べたりもしました笑

まず大学のシステム的な話をすると、ICUが日本の他の大学と違う(=より国際的)と感じるのはこのような点です

・リベラルアーツ (次回!)
オフィスアワー
・留学制度が豊富 (別でまとめます)

まあご存知の方も多いですよね!

ただこれを読んでいるみなさんが大学に求めている”国際的な環境”って、実はこういうことではなく、より普段の生活に即したものなのではないでしょうか??

ということで今回は、上記とはまた違った視点からICUの国際性について取り上げていきます🙋🏻‍♀️


外国の友達はできる?

いわゆる外国人の友人ができるのか、交流の機会があるのかという点についてですが、これは入るコミュニティによってだいぶ違ってくると思います

私は正直そんなに関わることはなくICUでできた友人は割と多いですが、やっぱり日本人が多いかなー、、😶

というのもELAにいるのは英語を学ぶ必要のある学生ですし、私の知る限りあまり外国の子たちはサークルや部活に入っていないので、そもそも知り合う機会が少ないです

グローバルハウスであったり、ジェンダーフリーの樅寮6階であったりは確実に外国人がいるコミュニティなので、そこに住んでいる人たちは少し違うと思いますが、

ガッキ(食堂)などでも、日本人は日本人、外国人は外国人、というふうに分かれていることも多く、紹介されたり自分から行かない限り知り合うことはありません

しかし理想的かどうかは別として、言ってしまえばこれって人間的に自然なことで、私は今留学中で海外にいてみんな英語もペラペラですが、ここでもやっぱりインターナショナルはインターナショナルどうしで一緒にいることが多いです

見た目が違うと話しかけやすさもやっぱり違いますし、もちろん境目なく関係を築いているもいるので、これはみなさんの行動次第といったところです☝️

交流の機会としては英語開講の授業、JLPという(ELAの日本語バージョンの)授業でボランティアができるほか、Language Tableといって、日・英・中・仏を学ぶ学生たちがペアを組み、言語を練習し合えるイベントを毎週大学側が開いています

コロナ以後オンラインでの開催でしたが、最近やっと対面が復活したのでさらに楽しく交流できるのかなと思います

私も日本に帰国したらぜひ行ってみたいです🥰


結局日本寄り?欧米寄り?

高校まで海外にいた人でも、日本で就職するために大学からは日本に帰ってきたいという人も多くいます

そういった帰国子女の多くがこの大学を選ぶのは、そして国際性に敏感なみなさんにとってICUはなんかいい!と感じるのは、

いい意味で日本ぽくない何かがこの大学にはある”、と期待しているからなのではないでしょうか

そこのところの実際について、純ジャパの視点から(ここ大事)現在の留学経験も踏まえながら話していきたいと思います🌈


先輩・後輩間にあるのは束縛ではない

まずICUでよく言われるのは上下関係がフラットであるということ。

先輩・後輩の壁が一般的な日本文化よりかなり低く、タメ口OKなコミュニティが多いです(例えば私の部活や寮)

なんて言うんですかね、日本(の大学)って高校までよりは上下関係もカジュアルで、人によっては全然タメ口でいいよってこともあると思いますが

基本は敬語、それが暗黙のルールで、ダメと言われたわけではないけど、言及なしはダメに等しいもしくはしないのが原則だと思うんです

それがICUだと、最初は敬語(人によってはタメ)でも、言及ないつまり原則=タメ口OK、みたいな。

みんな慣れてるので気にしませんし、言葉が近い分仲良くなるのにも時間がかからないと思います

私は吹部出身でがちがちの上下関係に慣れていて、正直そういう人は自分が敬語を崩すのも崩されるのも抵抗あると思いますが、今は何とも思わないです

先輩に対してあるのは怖いという気持ちよりもリスペクトの気持ち!☺️

ICUの素敵なところですね☘️


日常で使う言語

次に全体的な雰囲気についてですが、最近入学直後思ったこととして海外経験のある友人たちが言っていたのは「もっと海外っぽいのかと思ってたけど意外とふつーだなぁ」ということ。

これ実は純ジャパの私にはなかった感想でその意味を自分なりに考えてみたんですが、こちらのSILSについての記事を読んで腑に落ちました😮

まず日常会話で使う言語は圧倒的日本語です
(⇔SILS「基本的に『日本語は通じない』と思っておけばOK」)

留学生の割合は1割ほどで、前述の通り割と限られたコミュニティにいたりであまり関わらないので、少なくとも私はICUにいて日常的に英語で会話することはほとんどありません

もちろん授業で英語はよく使いますし、キャンパスを歩いていてもよく聞こえてきます
ただ、言いたいのはSILSのような全授業英語開講の場所と比べると、当然日本語を扱える学生の割合が多いため、結果として日本語でのコミュニケーションで事足りてしまうんですね

もういつでもどこでも留学してるみたいに英語を使いたいんだー!という人にとっては「あー割とふつー」となるのかもしれませんね

私にとってはまったく不満はないです👍


授業は日本と海外の間くらい

それから、「意外とふつー」にはもう一つの側面があります
それは授業中の様子です

海外に来て思いました。海外って自由!!笑

授業中何食べてもいいし、立ち歩いても何も言われないし、いつでも質問OK👌

特に今ちょうど近所のMiddle schoolでボランティアする授業を取っているんですが、子供たちのはちゃめちゃさといったらもう。。笑

対してICUでは日本の他の大学と同じように授業中ご飯を食べる人は普通にいないかな😅
授業中無断で立ち歩くこともないし、ここはさすがに日本ぽい。。

このような授業スタイルについては日本と海外とで根本的に違う価値観だと思うので、一概にどちらがいいとは言えません

ですが海外経験があって、ある程度そのような環境を期待してICUに入った人たちからすれば、「なーんだ、日本じゃん」という感想になるのも納得できます

そしてだからこそ、日本の教育しか経験していない私にはなかった感想だったんですね~実に面白いです🤔


ただ”日本と海外の間”と書いたのは、やはり友人の話を聞いたり兄の授業を隣で見ていてICUは主流な日本スタイルではないと感じるからです

みなさんご存じの通りICUではよくディスカッションしますし、なによりいる人が面白いです。いろいろなバックグラウンドを持っていて、それがすごくよく活きてくるんです!

例えば教育学の授業でこれまで経験した特別活動(行事や委員会)についてディスカッションでシェアするとき、これまで受けてきた英語教育についてシェアするとき、宗教の話をするとき。みんながみんな私と似たバックグラウンドではつまらないですよね

対して一般的な日本の大学では、ずーーーっと教授の話を聞く一方向的な講義が多いと聞きます

たとえ教授が提供する資料の質、内容が同じでも、それが同じ授業の質をもたらすかと言われればそうではないんです

一方向的講義 = 資料 + 教員の話

だとすると、

ICU = 資料 + 教員の話 + ディスカッション等のクラスルームでの要因

こういった感じ

面白い人たちがたくさんいて、その考えや経験をシェアできる機会がある授業の方が得るものは多いんじゃないかなと思います👍

まあくまでも私自身が他の大学を経験したわけではないですし、一般化し過ぎるのもよくないので、それらの批判というよりは、ICUはとりあえず面白いですよーというお話。


人というリソース

その他、ICUで感じた国際性は、外国籍の教授が全体の約30%を占めているということです

これはICUのHPにも書いてあったりTHEの大学ランキングの国際性の評価基準ともなっていて、2022年発表のランキングでICUは全大学中2位に選ばれています👑

これが結果として先ほども話したような純日本的なスタイルに縛られない授業につながっているんですね

また日本人でも海外の大学・大学院卒の学歴を持っていらっしゃる方が非常に多いです

割合にしてなんと9割
日英バイリンガルを掲げる大学にはふさわしい数字ですね!🙌

全授業のおよそ30%が英語で開講されていますが、日本語開講の授業であってもときどき英語の方が得意な学生から英語の質問が飛んでくることもあり、それに対して1mmも動じず答える様子は、一般的な大学ではあまり見られない光景であるように思います

このような教員の方々は海外の大学院進学を考える際にも強い味方になってくださると思いますし、英語の推薦状も書き慣れているという点からも心強いですよね!

また大学院から派生して、ICUは他の文系大学より大学院進学率が高いです
そしてそれがまた海外も多く含まれるとなるとさらに特異性を帯びてくるのは言うまでもなく、

教授だけでなく先輩にも頼れる環境であるというのもICUならではかなと思います😙


ということでいかがだったでしょうか?

次回はリベラルアーツについて経験してみた感想、みんなからの評判について等お話ししていきます👋🏻

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?