最近の記事

過去の投稿(facebookに書いたもの)まとめ

2024/11/9 【哲学的考察】 ◆自己肯定感について 『自己肯定感』という言葉は、残念なことに、本邦ではなぜか『自己優越感』のことだと勘違いされていて、しばしば転倒したとんちんかんな議論がなされることがある。 ※本邦の議論では、世界の他の地域と用語の解釈が真逆になっていることが多々あるのがまことに不思議である…(^o^) 『自己肯定感』というのは、どんな自分であっても自分はかけがえのない大切な存在であるという意識である。たとえ出自がどうあれ、経済的状態がどうあれ、

    • 老子

      ◆自分の理解のための意訳。もともとの文(原文)の言葉をできるだけ生かしつつ、自分にとってわかりやすい表現・解釈に改めた。 ◆参考にした読み下し文、現代語訳は『講談社学術文庫版(池田知久)』による。 1 【道】は我々の認識を超えた存在であるから、【道】とは××であるなどと名づけた(理論づけた)ものは【道】そのものではない。万物もまた【道】から生み出されたものであるから【道】そのものではない。だが、我々が認識しうるのも万物しかないので、原初のあり方である万物の始まりというもの