見出し画像

ネパールの主食「ディド」を食べた日


謎の主食「ディド」

グーグルマップでお店探しをしているときのことである。

Dheedo set 990円

どでかい餡子のようなビジュアルに、私の頭の辞書に一切結び付かない料理名。
まるで南アジアへ旅行し人生観が変わった赤福のようだ。

これは主食ハンターとしてリサーチせねばならない。
教えてsafari先生!

日本の「そばがき」に似ていると言われます。

?「そばがき」?

調べても想像がつかない食べ物、ミステリアスで神秘的でMystery。

店が違っても「ディド」は赤紫のぼってりとしたビジュアルであり、本来ライスやナンが鎮座している位置に「ディド」があるため主食のようである。

ぼってりとしていて重そう。

実際に食べた。

謎の主食「ディド」を探るため、いざお店へ。

ディドと出会うきっかけになったネパール料理店はひっそりとしていたが、異国情緒にあふれており非常に胸がときめく。

もちろん迷わずDheedo set 990円を頼む。
メニューには(コドorファパーディド)とあったが、何もわからないので特に指定せず。店員さんにも聞かれなかった。
カレーはマトンでお願いします!!

私の気のせいかもしれないが、このDheedo setを頼んだ時、店員さんが「マジ!?」という顔をしなかったでもないような気がした。
あまりにも注文する人が居ないのだろうか、もしくは作るのに大変な手間がかかるのだろうか。

ラッシーもサービスしてくれた。

注文から10分ちょっと、いつの間にか店内は店員さんとその家族と私の3人になっていた。

ディド来た!

オシャンに撮ろうと引きすぎた上に飲食店でカシャカシャ音を鳴らし続ける度胸がありませんでした。

ディド、でかい。
ディドは湯気を立てていてアチアチそうだったので、後のお楽しみに回します。

前菜は小松菜とニンニクを炒めたもの、もう一つは根菜類にスパイスを絡めたもの。
手前の器は豆のスープ。砕かれた豆が食べ応えあって鷹の爪のおかげで程よくスパイシー!

そして念願のディド。
店員さんの視線をバリバリ感じるぜ。


熱視線もあるし手食の文化だから郷に従うべきだよな~、と手ディドでいく。

ディドちぎる。
予想外にもべちゃべちゃしてない!手にもそこまで付かない!
あっさりと親ディドからちぎることができた。

マトンカレーにつけて食べる。

素朴!!!!

素朴だ!!餅よりも嚙み切りやすく、味はほのかに原材料である穀物の風味があるのみ。
例えるなら、全く甘くない粒あんのようである。(私は褒めている。)

味の濃いカレーと食べるにはうってつけ。クリーム系のおかずにも合うかも。
ぼってりとしているので腹持ちもいい。

確かに素朴すぎて、ナンと比べると爆発的人気には繋がりにくいかもしれない。
ほんのり感じる程度の味わいが、素材の味大好き・淡泊素朴党の党員である私ばちうけである。

ちなみに今回行ったお店は前菜やスープがお替わり可!
豆のスープの二杯目をお願いした。スパイシーおいしい。


まとめ

ディドはあまりにもシンプルな主食であるため、万人が涎を垂らして食べたくなるかと言われると頷くことはできない。

しかし、穀物の味わいとほかほかした温かさのディドはよそ行き顔でない、ネパールの日常生活が垣間見えるような気がした。

そして原材料がシンプルな上腹持ちもいいので、ダイエットフードとしてスポットライトが当たる日が来るかも・・・?とも感じた。

ディドに栄光あれ!




いいなと思ったら応援しよう!