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花を始めたことで私に起きた変化。
未経験から花を始めて2年が過ぎた。
私自身に起きた変化。
それは、新しい世界に飛び込んだことで、私自身がかなり社交的になったこと。
花という共通事項を通して人から聞いたり教わったり、選んだり相談したり、伝えたり教えたり、そう言った意味では社交的にならざるを得なかったと言ったらそうかもしれないが、とにかく人と接することが圧倒的に増えた。オンラインでもオフラインでも。
以前の私は、半径3kmの女(何かの映画で聞いたこの言い回しが私にぴったりだと思った)で、地元の小中高に進学し、大学も近所、社会人になって配属された池袋が唯一の遠いところで、結婚後も実家から自転車で5分のところに住み、物理的にも心理的にも狭い世界で生きてきた。
学生時代から長年かけて構築してきた交友関係が居心地よく、初対面の人と会話は出来るが心の扉を開けることなくその場をやり過ごしていたタイプの人間であったはずが。
今ではお花を通じて出会った人とランチやお茶を楽しむほど社交的な人間に変わりつつある。
みんなそれぞれ生きてきた環境や思想が違っていて、通常では出会わなかったであろう世界線で生きてきたにも関わらず、花という共通ワードさえあれば、近しい距離感で会話が出来るようになり、相手を知ること、また自分を知ってもらうことにより分かり合える楽しさを、花を通して思い出すことが出来た。
SNSもその一つ。
mixiから始まり(世代バレる)Facebook、Twitter(X)、Instagram、全てアカウントはあるが友人のみ公開、フォロー申請が来ても限られた人しか承認しない、などネットリテラシー的には問題なくてもソーシャルなネットワークとしては活用してこなかった私が、花を始めて1番最初に行ったことは公開花アカウントの開設。
人目に触れないように、近しい人間だけに限定してクローズドな空間で楽しんできたSNSを、ある日突然どれだけの人目に触れさせるか、どうしたら認識してもらえるか、これまでとは真逆の思考で運用していくことは私にとって難しく、思った以上の労力を注ぎ込んでいる。
ただ、思った以上の労力がかかった反面、思った以上の反響を得られていることも事実で。
自分としては、これでいいのだろうか、面白いのだろうか、興味を持ってもらえるのだろうかと、日々頭を悩ませているものの、意外と人々は見ていないし、見ていないと思っていたらちゃんと見てくれている人がいることも分かった。
私にとって一番の反響、効果を感じたのはやはりこの「note」で、
数多くの素敵な出会いに恵まれたことは、noteを続ける最大の理由となっている。
文章を通して、私の考えや思想が色濃く反映されていると思うのだが、取り繕っていないリアルな私の思いを汲み取ってくださる方が多く、本当に居心地のいい場所になっている。
不特定多数に向けての当たり障りない発信よりも、近い価値観を持った特定の方への発信の方が私には合っていると分かったことも大きな収穫だった。
100人中100人の心に残ることは到底無理な話なので、100人中たった1人(それでも確率としては高い)にだけ、何か刺さる物があればと、という心持ちは忘れずにいたい。
それは悩みに悩んで生みだした物かもしれないし、特に深く考えず何の気無しに投げた物かもしれないし、何が人の心を打つのかは人それぞれなので、私が感じたことや思っていることを素直に伝えていくしか道はないのだと思った。
元々の性格とコロナ禍もあり、本当に親しい人としか関わらなくなっていたことで、知らない人と会話をすることが億劫に感じてしまうほど、閉ざされた(閉ざした)空間で生きていた数年だったが、花をやりたいと思ったあの時の私からは想像もつかないくらい世界が広がっていて。
それに気付けただけで十分意味があったんじゃないかと思えるほどの充実感を味わっている。
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