
2025年 フェブラリーステークス(G1) 予想
こんにちわ。
早いもので、今年の中央競馬のG1レースが始まります。
フェブラリーSのコース特徴

フェブラリーSは、東京競馬場ダート1600mで開催される。
バックストレッチを2コーナー方面に真っ直ぐ延長した地点からのスタートで、3コーナーまでの距離は約640mもあり、スタート後は150メートルほど芝を走ってからダートコースに合流していく。
バックストレッチ後半からの起伏を越えるとしばらく平坦だが、4コーナーを回ると直線入り口から半ばまで高低差2.4mの上り坂が続き、上り切ってからゴールまでの約200mはほぼ平坦。ゴール前の直線の長さは国内のダートコースでは屈指の501.6m。
芝のポケット部分からスタートしてダートコースに入るまで芝を150mほど走る。芝でスピードに乗せる必要があるため、出遅れは致命的。スタートを決めることが出来るかが勝負の分かれ目となる。
最初のコーナーまで長い距離を走ることになるが、スローペースになることは少ない。条件クラスでは前半のラップはさほど変わらないが、クラスが上がるほど中盤~ラストの流れが厳しくなり、スピードとタフさが要求される。
基本的には逃げ・先行が有利だが、東京ダート1300m~1400mに比べると逃げ切りの割合は少なく、後方からの差し・追い込みも届く。
フェアリーSの注目馬
東京ダート1600mは、JRAの競馬場ではスケールも距離も他にはないオンリーワンのコースなので、フェアリーSではコース経験と適性を一番に考えたい。また、上がりのキレも重要視したい。
◎①エンペラーワケア
新馬戦以降、連帯率100%という成績。
東京コースが1400mと1600mで3戦し【2-1-0-0】の好成績。
前走の武蔵野SはフェブラリーSと同じ東京ダート1600mで開催された。先行位置5番手で進めて、最後の直線は上り坂で前が詰まり位置を下げてしまうが、ラスト200mから再度、力強く加速して1着となった。
今回は1枠1番スタート。鞍上は初コンビとなる横山武史。
1枠1番は難しいスタートとなるが、先行力の高い横山武史に、エンペラーワケア自身もかつては逃げも打っていたほどの先行力がある。馬格も530kgを超える大型馬のためスタート後の小競り合いで負けることはないだろう。
馬体は、骨量・筋肉量が非常に豊富で見栄えが良い。父ロードカナロアと同様にスピードの持続力に優れている。
好位を楽に追走して、終いも速い脚を繰り出せる点が最大の長所。パワー型でも1600mは十分に対応可能。昨秋以来でも筋肉の張りは上々で仕上がりに不安なし。
スタート後は積極的に先行し、内ラチ沿いをロスなく回って、出走メンバートップクラスの末脚を決めれば、順当に勝ち負けになるだろう。
○⑨コスタノヴァ
コスタノヴァも中央では、新馬戦以降で連帯率100%。
そして、東京コースは5戦5勝の勝率100%の東京巧者。
前走、根岸Sは1着だったが、落馬後に空馬となったタガノビューティーが、最後の直線で内ラチ沿いの馬を抑え込むように走ったことで、外目を走っていたコスタノヴァだけが自由に走れて勝てた感はあり、あまり参考にはできない。
それでも実績としては十分に強く、無視することはできない。
馬体は、長躯短背で好バランス。ロードカナロア産駒で筋肉量が豊富である一方、程よい柔軟性も感じさせ、体つきはしなやか。前後の連動性に優れ、溜めを利かせて鋭い脚を繰り出せる。素軽いフォルムで1600mは不安なし。中2週の参戦でも高いレベルで状態面は維持できている。
一番の不安は、鞍上のR・キング。成績にハッキリ表れるほどダートが苦手な騎手なので、快勝とはいかないだろうが、好走を期待したい。
△④ウィリアムバローズ
7歳馬。穴馬の1頭目。
今回は上がりのキレを重視する予想のため、正直なところ展開的には向かない馬と思う。さらに東京コースは未経験なので本来は買わない馬だが、馬の素質としては高く、展開次第で馬券に絡む馬。
過去10年で7歳以上の馬が馬券に絡んだことは何度もあるが、東京初挑戦で逃げ先行馬で7歳以上となると1頭もいない。
未知数も未知数だが、面白そうな穴馬。
△②タガノビューティー
8歳馬。穴馬の2頭目。
前走は上記のコスタノヴァと一緒に根岸Sに出走するも、スタートと同時に落馬。空馬のままレースを思いっきり邪魔してから無事にゴール。(その後さらに1周以上走り続けていた)
その後は、幸いケガも無かったとのことでラストランとしてフェブラリーSへ登録。(しかし、ラストランは撤回のよう)
担当職員でもギリギリでしか撫でられない気性の粗さは相変わらず。
昨年のフェブラリーSでは、最後の直線で物見をしながら坂を駆け上がり、ラスト100mほどの地点で2位に上がるも、ゴール前で交わされ4着。
レースに集中できれば、馬券内に絡む活躍が期待できる。
馬体は、後肢が長く、ヘニーヒューズ産駒らしい前重心のフォルム。行き脚は付きづらいタイプ。長くいい脚を繰り出せる点が本馬の長所で、直線の長い東京コースはベストの舞台。大型馬ながら、引き締まったメリハリのある体つきで、立ち姿は素軽い。落馬競走中止した後でも馬体の張りツヤは上々で、ダメージは見られない。
1枠2番からのスタートとなるが、上手く外に出せるかが鍵。
その他、買い目に余裕があればミッキーファイトは押さえておいてもいいと思う。
個人的な期待値は、ウィリアムバローズとタガノビューティーと同程度。
以上です。
それではー