【楽天新卒】営業で800人中2位を獲ってみたら。はじめてのnote
キャリア要約
2019/1~2022/12:米国州立ノースアラバマ大学 経営学部 卒業
2020/6~2021/3:オンライン英会話コミュニティ「EIJT」起業
2021/10~2023/4:総合旅行メディア「旅行の天才」起業
2023/4:楽天グループ株式会社 入社
2023/8:MVP獲得(3ヶ月連続 MVPノミネート)
2023/9:楽天モバイル法人営業 最終回線獲得社数2位/800名中
2023/10:楽天創業者直下の部署(20名程度)にて、組織開発
2024/5~現在:最後に記載
23年新卒として楽天グループ株式会社に入社
初めまして。藤本 昇也(フジモト ショウヤ)と申します。
2025年、新年が明けて心機一転。Noteを始めてみようと思います。
(第103回全国高校サッカー選手権の決勝を見て、影響されたのが本当の理由です笑)
さて第一回目の投稿は、自己紹介とします。これから、不定期で自分の学びや挑戦を投稿していく中で、興味を持ってくださった方に向けて、藤本 昇也の片鱗が伝われば幸いです。
では、本題に。私は2023年春に新卒として楽天グループ株式会社に入社しました。
志望理由は、「圧倒的な顧客基盤×顧客満足度最大化の仕組み」を有する企業であったためです。
大学生時代はアメリカで時を過ごしながら、英会話コミュニティを起業し運営した中で、私は事業作りの難しさを痛感していました。
そこで、楽天グループは、①70を超える多種多様なサービス ②ポイントをコアとしたエコシステム ③NPS(顧客推奨度を測る指標)を活用した顧客満足度への取り組みを行なっており、自身が失敗した事業作りのヒントを得れると考え、自己成長にドンピシャな企業でした。
学生時代、海外で過ごしていたことも、同社にとっての見え方が良かったのか、無事入社することができました。
楽天モバイル 法人営業にて新卒2位を獲得
入社後、新卒800名は楽天モバイルの法人営業を行なっていました。2025年現在では、楽天グループは黒字化を達成したものの、当初は楽天モバイルをさらに加速化させるため、全社総動員で楽天モバイルの取り組みを行なっておりました。
とはいえ法人営業に我々が駆り出される時、同期からはこんな声も上がっていました。
もちろん、私自身も連日SNSで流れてくる楽天モバイルの状況や、友達から楽天モバイルだけはきついなと言われている中で、不安はとてもありました。
ただ、事業作りをしていた学生時代を振り返り、そもそも仕事は「やりたい・やりたくない」で決めるものではない、と知っていました。
リスクを負って創業した三木谷社長や創業メンバーをはじめ、事業の数字を作ってきた方から生まれた売上で給与をいただいている以上、自分の感情なんてどうでもいいのです。
だからこそ自分は徹底的に楽天モバイルを顧客に提案し続けました。
それも脳死ではなく、以下のことに取り組んだことで、結果、営業2位を獲得しました。
用意周到|打診先整理、ホットな案件の進捗確認、商談前の論点整理
最大行動|打診数の最大化、自分経路のリード獲得、解決策の工夫
共存共栄|上司への提案・仕組み改革、同期からのサポート
①用意周到|打診先整理、ホットな案件の進捗確認、商談前の論点整理
オフィスが開く時間に出社し、営業管理シートで、打診先を整理。1日の打診数目標、再架電余地のある企業ピックアップなどを行いました。
また導入見込みのある、または口頭同意を得た案件の進捗確認では、現在の論点「どこが解消されれば次の検討・導入に進むか」を整理しました。
例えば、顧客が希望する金額の目線感、回線が繋がりづらいエリアでの解決策、既存契約の電話回線の切り替え方法、申し込みの際に必要となる書類の収集状況などから、私が提供できる案を顧客ごとに書き出していました。
テレアポのトークスクリプトを10種類以上作成した事もあります。上司と相談しつつ、顧客の性格属性・論点ごとに内容を変更しました。スクリプトだけでなく、商談で使用する提案資料もカスタマイズしていました。
(楽天は朝昼晩で社食が出るため、朝早くの出社はそれ目当てだったのもあります。楽天の施策にまんまとハマっておりました笑)
②最大行動|打診数の最大化、自分経路のリード獲得、解決策の工夫
日中は顧客折衝にリソースを最大化し、誰よりも架電しました。お昼・営業時間終了時は架電を控える方針であったものの、提案状況が佳境の時は、お客様の論点を明確化させるため、いつでも積極的にやり取りをしました。土日でも行なっていたことは今だから言える事かもしれません。
また、当初営業リストは営業管理部から下りてきたものであったものの、営業は営業リストに非常に依拠されるため、自分での開拓方法も模索していました。その際に、助けられたのが大学時代に起業していた際にお世話になった先輩起業家の方々でした。年齢が近く創業間もないこともあったことから下りてくるリストに彼らの会社が入っていなかった事も幸運でした。こうして、自分経路のリードを最大化し、商談化ならびに導入社数を伸ばすことに成功しました。
解決策の工夫についても、自分ができることは全て提案しました。携帯電話を変えることで、電話番号が変わってしまい名刺を作り替えないといけない課題のあった会社様には、自分自身が無料で名刺作成すると提案した事もあります。(デザインの勉強もしており、企業の名刺を作成した経験もあったためです)他にも申し込み書類を集めるのがめんどくさいと仰っていた会社様には、自分で法務局まで書類を取りに行き、申込書の作成代行も提案した事もあります。
まとめると、自分ができることを全てやり切っていました。
③共存共栄|上司への提案・仕組み改革、同期からのサポート
ここまで、「どうや、全部自分の実力だ」と言わんばかりの内容となっておりますが、もちろんそんなことは一切ありません。
何より、顧客への提案内容の壁打ちを夜遅くまで付き合ってくださり、さらに営業体制の仕組みを全体に対して更新し営業をしやすく整えてくれた上司。自身の営業活動において、一緒に駆け抜けてくれ、常にポジティブな自分で居させてくれたチームメンバーの支えがあってこそでした。
素敵な方に囲まれたことで、当初抱えていた楽天モバイル法人営業への不安と迷いが一切なくなったことが最大出力できた要因だと感じています。
これらを乗り越え、楽天が大切にしているValueに基づく、MVPの選出に3ヶ月連続ノミネートし、うち一回はMVPを獲得しました。
それだけでなく営業成績としても新卒800名中、2番目に多く法人様とご契約させて頂いた身となりました。
楽天 創業者直下の組織へ配属。新卒たったの1名
楽天モバイル法人営業を終え、組織再編が起こり、新たな配属先へ。
配属発表は、新卒800名の名前と配属先が一覧に。
思い描いていた部署に行けず、膝を崩し泣き崩れる子や、同じ部署となり喜んでいる同期を見ながら自分はこんなことを思っていました。
自分への通達は、組織図を大きく見た際に新卒1人しか採用しない部署でした。
楽天グループは連結(楽天銀行、海外事業など子会社等)全て合わせて、従業員は3万人。
楽天モバイルや楽天市場、楽天トラベル、本社機能を持つグループ部署基本全ての組織へはそれなりの人員が割り当てられる中、私は一人となりました。
そして、顔合わせでは、配属先の人事部が新卒に部署説明をする中、自分の顔合わせでは楽天の創業者かつ執行役員が出てきました。
「え?研修の時に全体に向け講演してた方!?」と驚きを感じつつ、なんとなく営業をするもんだと思っていた自分の頭は真っ白でした。
組織開発という一見定性的な事象に向き合い学んだこと
配属先は、Well-being(良い状態)を個人・組織・社会に対して作っていくことを目的として動いており、中でも自分は組織のWell-beingを作る部署でした。組織の文化形成からEVP(エンプロイーバリュープロポジション)の確立、時にはM&A実行後のPMIまで行なっていました。
部署では三木谷社長がこれまで、そしてこれからも大切にしている信条を組織にどう浸透させるかであったり、楽天という大きな企業を横断的に捉え、どのような文化形成が起こっているかの研究から社内ワークショップの企画を実行しました。そして横断的な取り組みをする上での社内コミュニケーションについても深く学ぶことができました。
とはいえ、現場をまだ知らない自分にとって、組織開発をする立場となったことに対し「自分のバリューとは。そもそも自分が成し遂げたかったことは」を自問自答し続けていました。
大きな転機と決断。楽天を去る。
自己を開示する自己紹介にて心苦しくはありますが、言える範囲で理由を記載します。
元々、次なる起業に向けて「自身が失敗した事業作りのヒントを得れると考え入社」しキャリアをスタートさせました。ただ、楽天モバイルの営業でモバイルを通じた企業成長支援をしていく中で、さらに大きなインパクトで企業成長において貢献したい気持ちが芽生えていました。
そこで、自分の人生に大きな影響を与えてくれた大尊敬する経営者が、事業承継を考えていた事もあり、何か自分が助けれないかと考えた際にM&Aにおける地肩を身につけ彼を支援したいと考え、M&A業界への参入を決めました。
さらに、決め手となったのは今の会社の代表です。彼との出会いは私が高校生の時でした。同じ高校の1つ上の先輩であり、私の高校時代の思い出を色付けてくれた人でもあります。
そんな彼が3年間勤めていたM&Aアドバイザリー会社から独立することを決め、これからの野望と合わせて声をかけてくれました。
元々、書籍ビジョナリーカンパニーを読み、いつか自分も、と考えていた中、事業承継・M&Aを知り、そして偶然の出会いが重なりました。
自分は二つ返事で、是非と伝え、M&A業界そしてドーン・クロス株式会社に創業家として参画しました
ドーン・クロス株式会社 公式HP:https://dawnx.co.jp/
当時、インスタグラムのストーリーで綴った想いです。
現在は、弊社にて、M&Aアドバイザー×マーケティング部全体統括を行いながら、採用面談に出席したり、総務としてオフィスの管理等も行なっています。
弊社での挑戦については、別の記事を参照ください。
刺激的な毎日を過ごしている中で、更なる自社成長を実現させていく身として、活動しています。
最後に|タイトルへの回答
自己紹介の締めとして、タイトル「【楽天新卒入社】800名中2位を獲った世界線。」への回答をします。
「仕事」に対してやれるかではない、やり切るというスタンスを常に持ち続けた結果、新卒としては滅多に見れない環境に身を置き、更なる挑戦に身を移すことができました。
これが、楽天という大企業で微小ではありますが、一つやり切った際の僕が見ていた世界線です。
現在、ワークライフバランス、パワハラ、リモートワークなど労働のあり方が変化しており、昔と比較し従業員に対しての配慮が必要不可欠な時代になっています。また、定時ピッタリ退社、昇格のデメリットなども記事やメディアのキーワードとして上がっています。
働き方や価値観が多様になっている中でも、「仕事への責任放棄はあってはならない」価値観を大切にし、プロとして企業成長への支援・自社成長のため、これからも活動していきます。
もしこの投稿を見て少しでも藤本 昇也に興味を持って頂けた方
是非各種SNSでのご連絡をお待ちしております!
X:https://x.com/dawnx_99
Instagram:https://www.instagram.com/shoya_fujimoto/?hl=ja
オンラインでのご挨拶、食事会、サウナ会などできましたら
嬉しいです!
それでは次回の投稿でお会いしましょう!